![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100158947/rectangle_large_type_2_ed3ad2d14836f14a85f4b7e316707094.png?width=800)
エンジニアリングマネージャーとしての仕事内容をご紹介します!
FastLabelのエンジニアリングマネージャー、植野(@ueno_k0108)です。
早いものでもう入社してから半年が経ちました。
今回は私がこの半年間どういった仕事をしてきたか、またそれらによりどのような経験が得られたのか、などといったところをご紹介させていただきたいと思います。
以下のようなことを考えられている方に、少しでも参考になるような内容をご紹介できればと思います。
・フルスタックなエンジニアとして働きたい
・AI開発は経験がないが、これから身につけていきたい
・開発のマネジメントや組織運営にも興味がある
それではスタートです!
デスクトップツールの開発
入社エントリでも少し触れさせて頂いておりますが、入社後すぐに任せられたのはデスクトップツールの開発でした。
以前書いた入社エントリは以下をご参照ください!
やったことのない領域も含めて全て開発
技術的な話の詳細はまた別の機会に触れられればと思いますが簡単にご紹介すると
Electron
React
NodeJS
TypeScript
Python
認証、決済サービスとの連携
上記のような技術スタックを利用したツールの開発でした。
この中で私自身React,NodeJS,TypeScriptあたりは前職からも経験がありましたが、それ以外については知識としては知っているが、触ったことはない、という状態でした。かつ決済サービスに関しては当時の社内では誰も知見がなく、、、
以下、とある日の私とCEO上田の会話
上田:植野さん、デスクトップツールの開発お願いします。
植野:了解です!
上田:必要に応じてユーザーが課金して機能を利用できるように、
決済サービスとも連携してください。
植野:お、やったことないけど、この辺誰か知見ある?
上田:(誰も)無いです。ので植野さん、よろしくお願いします!
植野:お、おう。。わかりました、頑張ります。!
あらかじめ断っておきますが、権威には逆らえない的ことがあったな、とかそういう話では決して無いです笑
これは割と前向きな話で、
今までやったことがないようなことでも、できる方法を探していく
というFastLabelの「No Buts」というバリューにも基づいているエピソードでした。弊社のバリューについては、パーパスとともに上田が纏めていますのでご一読ください。
決済サービスもそうですが、Electronも触ったことがない私にとって「やったことないので、難しいですね。。」というのは簡単な話ですが、そうしていると物事は何も前に進みません。
やったことがないものでも、やれる方法を探しながら少しでも前に進めるというのが大事だと個人的にも思うところがあります。
そういった形で、それなりにキャッチアップはもちろん大変だったのですがやれることから一つずつ紐解いていった結果、最終的には無事にリリースをすることが出来ました!
また、これらを実現するにあたり必要なものは全て自身で実装しました。
つまり、
画面(フロント)を作り
業務ロジック(バックエンド)を作り
成果物のビルド、リリースも行う
これら全てを行いました。
前職から特に領域に拘りなく開発はしていたので、自身にとっては特段変わったことではないのですが、いわゆる「フルスタック的な開発」ができているなと思っております。
(余談ですが、FastLabelには特定の領域だけを担当しているエンジニアというのはほとんどおらず、各人が担当した機能や修正に関して、必要に応じて全領域をやっているというのが実際のところです。もちろん人により得意・不得意な領域はあるのでお互いにサポートや助け合いも行います。)
やったことのない領域にもチャレンジし、かつどこか一部をやるのではなくフルで自身で開発が行える。
これぞFastLabelの文化に基づいた開発だなと実感できた案件でした。
AI領域にも少しづつ知見が増えてくる
FastLabelでのお仕事を始めるまで「アノテーション」の「ア」の字も知らないようなAI初心者でしたが、(副業時代からを含めてですが)開発をする中で少しづつこの辺りに対する知見も増えてきました。
アノテーションデータのCOCO, YOLO, PascalVOCなどの形式や、機械学習ライブラリであるTensorFlow, PyTorch、モデルのyolov5, yoloxなど。。
今まで名前も知らなかったものばかりですが、少しづつ使えるようにはなってきました。
これは普段の業務で触る機会があるから、というのももちろんありますが、デスクトップツールでのアノテーションのエクスポート機能や自動アノテーションといった機能の開発に触れたことが大きいです。
これでもまだまだ中級者レベルにも達していないと思うので日々精進しておりますが、AI開発の経験がなくてもキャッチアップしながらやっていけるのもFastLabelならではと身をもって感じました。
データ販売機能の開発
デスクトップツールの開発が無事に完了したのも束の間、次に担当したのは「データ販売」機能の開発です。
ストックフォトサービスと連携
こちらの機能も既にリリース済みで、昨年プレスリリースも出させて頂いておりますが、ストックフォトのサービスを提供されているアマナイメージズ社と協業し、同社が保有する権利がクリアされた100万点超のデータをFastLabelのプラットフォーム上からご購入、ご利用いただける機能です。
こちらの実現にあたっては、アマナイメージズ社の開発ご担当の方ともやりとりをさせていただき、FastLabelのプラットフォームへの組み込みを行いました。
上記のような連携の組み込みから、フロント、バックエンド、バッチ処理の設計・実装まで、全て担当させていただきました。これもまたフルスタックとして働きたいエンジニアにとってとてもオイシイ案件でしたね 笑
開発マネジメント
さて、ここからは少しマネジメントといった部分に話が移ります。
入社してからしばらく後に、Annotation UnitのManagerとしての仕事を拝命しました。
実際にFastLabelの開発がどのような形で行われているかは、エンジニア菅沼の「FastLabelの開発の流れ(下記リンク参照)」をご覧いただければと思いますが、ここではその開発を実現するためにManagerとして実施しているお仕事を一部ではありますが、ご紹介させていただきます。
週の初めにCEO上田と定例MTG
まずは毎週月曜日の朝イチでCEO上田と1週間の開発についてや今後の開発組織についてのMTGを行います。
もちろんクォーター単位や月単位での計画はあらかじめ立てていますが、優先順位や状況は日々変わっていきます。
今するべきことに対してきちんと開発が進められているか、状況を見ながら組み替えたり、問題がないかどうかを都度判断しています。
ビジネス側やお客様とのMTGにも参加
新規機能の開発や、既存機能の改善においてビジネス側の意見はかかせません。
必要に応じて、ビジネス側とも都度MTGをしたり、お客様とのMTGにも参加させて頂いております。
メンバーと毎週 1on1
私自身が大阪にて基本リモートワークをしていることもありますが、メンバーとのコミュニケーションをかかさないように毎週各メンバーとの1 on 1を実施しております。
仕事の話やキャリアの話、はたまたプライベートな話まで、多岐にわたる話をしています!
コードレビュー
これはマネジメントとは少し毛色が異なるかもしれませんが、メンバーから上がってきたPull Requestのコードレビューも実施しています。
自身として心がけているのは
修正してもらいたい点に対して「なぜそうした方が良いのか」を合わせて伝える
参考として技術記事などを合わせて引用する
コメントだけでは伝わりづらいものはソーススニペット、画面・動画キャプチャなどを添付する
良さげなコードにも反応する (つい最近だとReactでReducerを使ってもらっている箇所に対してテンションがあがりました笑)
上記のような点です。
広い観点で言うと、メンバーの教育というところになりますが、このような機会も有効活用しています。
採用にも携わる
また、エンジニア面接も担当させて頂いております。
「面接」というと面接官である私から質問して何かに答えてもらう、のようなイメージが強いですが、
面接の中では
FastLabelの事業について
プロダクトや開発組織、実際の開発について
といった部分をご紹介させていただき、FastLabelで働く際のイメージを持っていただけるようにしています。
その上で、お互いに伺いたいことをお話しさせていただくという流れで面接を実施しています。
プロダクトや開発組織については採用ページにもスライドをご用意させて頂いておりますので是非こちらもご覧くださいませ!
併せて、「急成長を続けるAI×SaaSスタートアップで求められるエンジニアスキル」についても纏めていますので、ご一読頂けますと幸いです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は入社して半年で私がやってきた(やっている)仕事についてご紹介させていただきました。
再掲になりますが
・フルスタックなエンジニアとして働きたい
・AI開発は経験がないが、これから身につけていきたい
・開発のマネジメントや組織運営にも興味がある
これらのことを考えている方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。
FastLabelでは一緒に働く仲間を募集しています!
少しでも興味を持たれた方、または今回の話についてもっと詳しく伺ってみたい方、どなたもWelcomeですので是非カジュアルにお話ししましょう!
採用ページから、もしくは私のTwitterのDMどちらでも構わないのでお気軽にコンタクトください!お待ちしております!!