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ファスティング、断食、酵素ファスティングの違い

ファスティングが英語で 断食が日本語

ファスティングと断食の違いは、英語と日本語の違いです。国や流派によって、やり方に違いはありますが、基本的には一緒です。

大きく違うのが、ファスティング(断食)と酵素ファスティングです。

ファスティングは、基本何も食べませんが、酵素ファスティングでは、酵素ドリンクを飲むので、ここが、大きく違います。

つまり、結論から言うと、酵素ファスティングは、ファスティングではありません。準ファスティングという感じです。

酵素ファスティングの利点

酵素ファスティングの凄いところは、ファスティング(ファスティングじゃないけど)をより多くの人に広めたことです。ファスティングが多くの人に受け入れられないのは、食べないという習慣がないので、それが不安だからです。その点、酵素ファスティングでは、酵素ドリンクを飲むことが出来ます。ファスティングがつらいのは、食べないことではなく、食べる楽しみがなくなることです。その一番つらい部分を、酵素ドリンクが救ってくれるので、多くの人が、酵素ファスティングに、魅力を感じます。

もう一つ利点があります。それは、ファスティング中の体調不良が起きにくいという点です。ファスティング中の体調不良の原因は、糖分(炭水化物など)が不足することで起こります。

糖分が不足すると、体の中では、脂肪やたんぱく質が分解して糖を作り出すのですが、脂肪は炭水化物がない状態だと、うまく分解できずに、ケトン体という物質ができてしまいます。このケトン体が、ファスティング中の体調不良の原因となるのですが、酵素ドリンクには、果物などの糖分が含まれているので、ケトン体ができにくく、つまり、酵素ドリンクを飲むと、ファスティング中に、体調不良も起きにくいのです。

なので、酵素ファスティングは、多くの人に受け入れられました。これを考えた人は、マーケティングの天才です。

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酵素ドリンク

酵素ドリンクは、野菜や果物、砂糖などを発酵させて作ります。酵素ファスティングでは、これを薄めて、1日500キロカロリーを基準にして飲みます。やり方は、人によって様々なので、カロリーをあまり制限せずに、飲むやり方もあるみたいです。発酵食品なので、体に良さそうな感じがします。体きれいにしてくれるイメージです。いろいろなタイプがあるので、好みのものを選ぶといいと思います。ちなみに、酵素は体内に入ると、たんぱく質として処理されるので、酵素に健康効果があるわけではありません。乳酸発酵しているので、体にいいのだと思います。どうしても酵素ドリンクが苦手な方は、ポカリスウェットで代用できます。

酵素ファスティングの効果

酵素ファスティングは、準ファスティングなので、効果もファスティングに準じます。でも、本格的なファスティングまでとはいきませんが、健康効果もあるので、どうしても本格的なファスティングが無理な人や、ファスティング中の体調不良がひどい人は、酵素ファスティングを行う理由は、十分にあり、お勧めします。特に、ダイエットだけできればいいや、という人は酵素ファスティングが合っている思います。

では、なぜ効果が準ずるかというと、それは、ケトン体ができにくいからです。

ファスティング中に、体調不良をおこすケトン体ですが、このケトン体が体に増えることにより、デトックス効果が生まれたり、脳がリラックスしたり、がん細胞が消滅したりという、ファスティングならではの効果が生まれます。ファスティング中に体調不良をおこす、厄介なケトン体ですが、健康には、とても大切な役割を果たします。


私が紹介しているのは本格的なファスティングです

現在、ファスティングの主流は、酵素ファスティングです。酵素ファスティングが、多くの人に受け入れられているもう一つの理由は、回復食の期間が短いというのも大きいと思います。この手軽さは、本格的なファスティングには、ありません。というわけで、マーケティングの巧みさという点で、どうしても負けてしまいます。

でも、私が紹介しているのは、本格的なファスティングなので、酵素ファスティングに成功した人は、ぜひ、本格的なファスティングにも挑戦してみてください。酵素ファスティングに成功すれば、本格的なファスティングも大丈夫です。なぜなら、お腹のすき具合は、それほど変わらないので、なんなく乗り切れると思います。そして、効果の違いを、実感していただけたらと思います。また、酵素ファスティングしている人も、私の記事は、参考にしていただけると思いますので、ほかの記事も読んでみてくださいね。

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