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ドラ掴みドラマーが思う共通点(後編)

前編に引き続き、ドラム経験と麻雀経験からの両者における共通点と思いを書いていきます。前編では「デジタル派かアナログ派か」「手数の多さ」について書きました。
今回はドラム時代の思い出が多めの記事になりますが、ドラ繋がりということで麻雀記事の検索でいらっしゃった方も簡単に目を通していってくださいね。


場数を踏んでハートを鍛えよ【ドラム】

ドラムの楽しみ方は様々。1人で音楽に合わせて叩くことも可能。Youtubeでも「叩いてみた」動画もよく見掛けます。
ただ、ドラムをやっていると話すと「バンド組んでるんですか?」とほぼ90%聞かれます。それだけ、ドラムはバンドのイメージが強いんです。

ドラムは基本的にはリズムを刻むパート。いわゆるメトロノーム的役割。
バンドは、ギター・ベース・ドラム・ボーカルと複数の楽器が同時に音を奏でるため各自でリズムを取っていたら音がバラバラになってしまいます。そうならないために、ドラムが必要。ドラムのリズムを共通の軸リズムとして全員で音を合わせています。
ベースもリズム隊なので、ギターはベースを軸リズムとしていることもあると聞きます。なので、ドラムとベースの波長が合ったバンドの演奏は安定しています。
逆に、リズムが安定していないバンドは聞いている側も演奏している側も落ち着かない。やりづらい。
その原因を辿るとドラムだったりします。
バンドの中で一番地味な存在なのに、隠れた中心的存在。責任が重い・・・
音もずば抜けて大きいのでミスした時が一番目立つ楽器でもあります。

そう聞くと、バンド始める時にドラムは人気が無い理由がなんとなく分かりますよね。私がドラムを選んだ理由は、単に「カッコイイから」だけでした。無知って罪ですね。
私も社会人の音楽サークルに加入し、その中で一時的にバンドを組んでステージで演奏会をしていました。これがとにかく緊張します。
「音楽は音を楽しむんだよ~♪笑顔でやろう」と言う人もいますが、演奏側でそう言えるのはベテラン勢。私にはそんな余裕、全くありませんでした。能面のような、時には鬼の形相で必死に演奏していたと思います。
周囲には「音が苦」(おんがく)に見えていたかもしれません。

緊張して焦るとリズムも乱れます。「リズムの乱れは心の乱れ」というやつですね。
そんな「音が苦」「リズムの乱れは心の乱れ」によるボロボロハートも、場数を踏むことで少しずつですが鍛えられていきました。ミスしないために、譜面と手元しか見ていなかったのが、だんだんと周囲にも目を向けながら叩けるようになっていきました。
引きつりながらも、スマイル演奏もできるようになっていたと思います。

場数を踏んでハートを鍛えよ【麻雀】

麻雀のリアル大会もステージ演奏と同じ。違いは、同じ4人でもバンドは全員仲間だけど麻雀は全員が敵だということ。
だから余計に卓上(ステージ上)でのマナー・点数申告はリズム感が大事です。皆と合わせるというより、試合の流れのリズムを乱さないために。
このリズムの乱れが焦りにつながり、痛い放銃につながる恐れも・・・
麻雀でも、何度も大会に出て場数を踏むことでリズムも掴めてきます。
リズムが掴め、そのリズムにうまく乗れれば、配牌やツモも良くなり、冴えた頭で何切るを進めていけるのが理想ですね。

日々の練習でハートを鍛えよ【ドラム&麻雀】

場数を踏むと言っても、しょっちゅう演奏会や大会がある訳ではありません。私も麻雀大会は月1回程度です。
それだけでは、ハートを鍛えるには足りない。ではどうやってハートを鍛えるのか。筋トレと同じで自主トレーニングが必要となってきます。

自主トレで鍛えられるのは「自信」というハート。
演奏会・大会で鍛えられるのは「度胸」というハート。
似ているようで異なるハートの鍛え方です。

私は元々ストイックな性格で、ドラムも毎日自宅練習・週1のスタジオ練習・週1のレッスンを欠かさず続けていました。
そこまでやれば、相当な腕前と思われるかもしれませんが初心者に毛が生えたレベルです。
それでも、その時に身に付いた忍耐力と行動力。それが今、麻雀にも活かされていると思います。麻雀入門者から麻雀初心者にはなれたかなという段階ですが、そのうち毛が生えてフサフサな中級者になれたらいいな。

まとめ

体を壊してドラムを休養して早2年。復帰したいという気持ちもありながらも、今は目の前の麻雀に専念しようと勉強の日々。
疲れたなぁと思うこともありますが、リアルで打てる麻雀教室も麻雀大会もある環境。そして、メンバーもいい人ばかりで麻雀以外では心穏やかに和やかに交流し元気をもらっています。
身近な麻雀仲間も多く、こんな環境と人に巡り合わせてくれた麻雀の神様に感謝しながら日々精進していきたいと思います。


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