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【転職活動】ここを押さえれば乗り切れる!面接準備のポイント

転職活動の中で、面接が受からない、面接に緊張してしまう・・・そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
また、「現職の仕事と並行しての面接準備なんて時間が取れないよ!」というご相談もよく伺います。

そこで今回は、面接の心構えや、面接準備のポイントをお伝えします!


心構え:面接は「すり合わせの場」だと心得る

エージェント時代、皆さんにお伝えしていたことは、「面接はすり合わせの場」ということです。

選考と言われると、自分がジャッジされる側だと思ってしまいます。
しかし、企業と応募者は、お互いに選び合う関係にあります。
企業は、その応募者を雇うかどうか、応募者は、その企業に入社するかどうか、をお互いに見定め合っています。

そのため、面接の究極の目的は、
応募者の入社が、企業・応募者双方にとってWinーWinになるかを判断する」ことになります。

これは、ある意味、商談と同じです。
応募者が企業にもたらすメリットと、企業が応募者にもたらすメリットを伝え合い、懸念事項を確認していくのです。

「企業に採用していただく」という受け身の姿勢でもなく、企業が与えてくれる待遇やポジションを値踏みするのでもなく、お互いに相手に対して何をGiveできるかを確認していきましょう。

面接ですり合わせる3つのポイント

企業にとって「すり合わせる」ポイントは、以下の3つです。
※3つの内どれを重視するかは、企業や面接官(現場責任者か役員か、など)によって異なります。

1)スキル・経験:即戦力になるか。現場での教育コストは?
2)志向性:応募者が望むキャリアを会社として提供できるか
3)組織との親和性:組織・社風と人柄との相性の良さなど

応募者側から見ると、1)経験を活かせるか、2)やりたいことができるか(志向)、3)社風・人間関係の良さ、と言い換えられ、応募者が重視しやすいポイントと重なります。

そのため、この3つがバランスよくマッチしていれば、お互い前向きになり、話は進んでいきます。
逆に、どれか1つでも大きくずれていると、応募者が辞退したり、企業から不合格の連絡があります。
つまり、面接に落ちた=スキルがない、とは限りません。

スキルがあっても、スピード感や業務規模が合わなければ、組織の生産性が下がり、本人も「できない」感覚を強めて辛い思いをするかもしれません。
また本人はスペシャリストとして現場にいたいのに、組織は数年以内にマネージャーとして組織運営に専念してほしい、と考えていれば、やはりミスマッチということになってしまいます。

こうした不幸が起きないよう、面接では1〜3を中心に擦り合わせます。

面接準備は共通点探し

面接の目的がわかれば、準備(企業研究や情報収集)の仕方も見えてきます。
簡単に言えば、「御社と私、3つの点で合ってますよね?」という確認ができ、双方が腹落ちすれば話が進めます。

<共通点を見つける面接準備4ステップ>
①企業/ポジションを知る
②自分を知る
③共通点を探す
④③を軸に志望動機や自己PRなど「よくある質問」の答えを準備する

①企業/ポジションを知る

企業研究は、「どんな企業で自分が何をするのか」を具体的にイメージするための情報収集です。
できれば職務経歴書の書き方の回でお伝えした7W2H、少なくとも5W1Hを押さえていきます(後述しますが、分からない部分は保留にしましょう)。

また、企業への理解度は、志望度の高さを伝えます。
そのため、もし応募先がtoCビジネスをしていれば、サービス・商品を体験することをお勧めします。

絶対に面接で聞かれるわけではありませんが、商材を知らないことで意欲が低くみられたり、的外れな発言をしてお見送りになるケースもあります。

応募先の商材を体験すると、応募先企業のビジネスモデルや、独自性、競合との差別化を現場レベルで把握することができます。
現場を知ることで、自分の応募ポジションが担う役割をより具体的にイメージしやすくなります。
こうした情報の蓄積は、入社前後のギャップも減らしてくれます。

②自分を知る

この作業は、基本的には履歴書・職務経歴書を作成する際にしているはずなので、ほぼ不要です。
③を考える際に、振り返るぐらいで良いかと思います。
ただ、書類中にある伝えたいアピールポイントの整理や、深掘りされた時の対応は考えておきましょう。

③共通点を探す

企業と自分を知ったら、あとは共通点を探します。

経験面なら、これまで担当した商材や顧客、業務規模など、些細なことでも良いので似ている点がないかを探します。
志向であれば、企業理念で共感できるところや、組織が期待する役割と自分のキャリアビジョン、経験の一致度などが挙げられるでしょう。

そして、ここで見つけた共通点を軸に、自己紹介や志望動機、自己PRを作っていきます(④の作業)。

逆質問について

逆質問に関しては、別記事でまた解説したいと思いますので、簡単に。

逆質問は、面接目的の1つである「自分が入社企業を選ぶための情報収集」タイムです。
内定を頂いた時に、入社する/しないを、自信を持って決めるための判断材料を集めにいきましょう。

逆質問の目的は、「企業やポジションを知ることで、入社後の業務やキャリアパスのイメージをより具体的にする」ということを忘れないでください。
入社後のイメージが具体的になれば、転職先として適切かを判断し、入社後のミスマッチを減らすことができます。

この目的・意図が伝わる質問であれば、特にNGは無いと考えていただいて良いかと思います。
なお、具体的な手当等の条件や福利厚生は、内定通知書に記載されます。
そのため、重要な条件に関する質問は、内定後に確認した方がベターです。

まとめ

面接は「企業と応募者のすり合わせの場」です。
お互いに選び合う、という感覚を忘れず、内定を目指してアピールしつつ、自分が抱く企業への不安や疑問は解消に努め、検討材料を集めていきましょう。

入社後、企業とWinーWinの関係になれるように、待遇などを一方的に求めるのではなく、「お互いに何を相手に与えられ、一緒に成長していけるか」という視点を持って臨めると良いですね。

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