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part 2 似合う服・似合わない服ってどうやって判断するの?

理系ファッションアドバイザー、Kaori です。元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、とある強い思いからファッションの仕事をしています。

似合うファッションって何?
どんな色?柄?素材は?

私は、これを理系的(再現性のある)アドバイスをしています。一体どうやって、そんなことをしているのか?
前回の記事では HOW の Part1 (似合うコーディネートを集める方法)を書きました。今回はその続き、「似合うコーディネートを集めたらどうするのか?」を紹介します。

細かく分解して分析する

ファッションの要素はいくつもあります。なのに、アバウトな説明が多い。だから理解困難になってしまいます。けれど、細かく分解していけば理解可能になります。たとえばこんな感じ↓

X 大人エレガントなコート:理解不能
◯ 大きめ曲線的な襟の、きめ細かく滑らかな生地をふんだんに使ったコート:理解可能

ファッションの要素は大きく分けて4つ。、形、素材です。沢山の「似合う」コーディネートを集める。そして、この4点において、「何が似合っているのか」「どんな柄が似合うのか」と、共通点を分析します

沢山のコーディネートの中から、共通点を分析する上で使っている判断軸があります。

「似合う」を分析するための判断軸

理系ファッションアドバイザーと言えど、完全な科学的な分析は難しい。温度は何度、みたいに、数値で測れないものが多いからです。

私のファッション分析で使う軸とは、男性的or 女性的動的or静的です。これは私の主観ではなく、定義もあり、すべて相対評価で判断します。
※イメージとしては、動的なキャラクターはミッキー、静的なキャラクターはムーミンです。詳しくは以下を御覧ください↓

座標のどこ?あなたに似合うテイストを座標で表す。

この判断軸をグラフにすると、以下のようになります。

「この人に似合うコーディネートはこれだ!」という物を集めたら、探します。「この服装は、このグラフ上のどこに当たるのだろう?」と。

似合う色はどの辺かな?
似合う柄は?
似合う素材は?形は?

一項目ずつ、「あなたに似合う」ポイントを探していきます。

「なんとなく高級感・艶なものが似合うと思っていたけど、この色でこの素材だったのね!」などと、高級感・艶の正体に迫れます

どんな色が似合うのか?襟が似合うのか?結果は一人一人違うので、提案は完全にカスタマイズされた内容です。

うする事でしか、「その人に何が本当に似合うのか」に迫ることはできない、と私は考えています。そう、ファッションのタイプ分け診断はしません。

タイプ分け診断を使わない理由

パーソナルカラー診断、骨格診断、◯◯診断、ファッション界には様々なタイプ分け診断があります。私はどれも採用しません。タイプ分けでは本当の「あなたに似合う」には迫れないと考えているからです。

実際、パーソナルカラー診断における4タイプ診断には限界があります

人の顔も目も、体型も雰囲気も、千差万別。何が似合うのか?というのは人の数だけ答えがある。そう考えています。そもそも、私自身が、タイプ分け・カテゴライズされることが嫌いなのです。

私自身、タイプ分けされるのが嫌い

幸か不幸か、私は大概のカテゴライズから外れて来ました。勝手にカテゴライズされた挙げ句、「思ってたよりも◯◯な人ね」みたいな事を思われ、嫌な思いもしてきました。

ミニスカートは20代まで、ノースリーブは30代まで
◯◯業界では高級腕時計でないと舐められる
秋になったら真っ白のワンピースは着れない

世の中には謎の枠組み・謎の不文律が異様にたくさん存在します。どれも大嫌いです。納得できる理由があるものは、理解できます。けれど、大した理由もなく押し付けられるのは拒否します。だから、就活時に真っ黒スーツも拒否しました

自分には何が似合うか?
枠組みを外して、それを知ることは、「自分とは何か?」を知ることにも繋がります。枠から自由!


理系ファッションアドバイザーの私。実は人をオシャレにすることが目標ではないです。
誰かが決めた枠組み(世間体)から離れて、自分自身に向き合う。個性を消して「普通の人」になっている人を解放する。普通の人を減らす事が、私の本当の目的だったりします。

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