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「似合う色」の分析方法 - 男性的な色、女性的な色とは、色の濃淡

「自分を好きになる」理系ファッションアドバイザーのKaoriです。どちらかというと元々はダサめの元理系オタク元IT企業会社員です。

生まれながらのファッションセンスがなくても、後天的に身につけることができる。それを可能にするのが、服の要素を分解して分析すること。そして分析には軸が必要。軸があることで、ブレない・再現できる。

ファッションの分解要素と軸

分解した要素:①、②、③、④素材
比較軸:男性的or 女性的、動的or静的

私のファッション診断では、これを元に分析します。今日は①の話。色の要素は以下の3つ。これがファッションの4割を占める色の内訳です。

色相(赤、青、黄色などの色の種類)
明るさ(濃度。白黒コピーしたら白っぽくなるか、グレーになるか、黒っぽくなるか)
鮮やかさ(目立ち度。原色なのか、パステルカラーなのか等の違い)

理系らしく、グラフを使って説明します。ここはx軸=鮮やかさ、y軸=濃さ

男性的な色と女性的な色

y軸は色の濃淡を示します。男性的女性的というのは主観ではなく、これに基づいて判断します。

白っぽい色・薄い色は女性的な印象になり、黒っぽい色・濃い色は男性的な印象になる。

たとえば、ピンクならこんな感じ↓ 水彩画だとしたら、絵の具の量が少いのが上側、多いのが下側。※3色とも「ピンク紫」です。

たとえば、スーツ。右側の白っぽいのは女性的、真ん中の黒っぽいのは男性的、左側はその中間と言えます。

女性的な顔立ちの男性が、白っぽいスーツを着ると上品になる、黒スーツだと重たくなりがち(場合によっちゃ喪服)。結婚式で白のタキシードを着ている男性は、ほぼほぼ女性的な顔立ちの方です。

男性的な顔立ちの男性が、白っぽいスーツを着ると貧相に見えがち、黒っぽいスーツを着ると大人の男性の魅力が出てくる。ダンディさ、かな。

この「貧相に見える」のは、「布を染める染料をケチったのかしら」という印象を与えるからです。顔の色濃さに比べて、服の色が薄いとはそういう事。

同じ服を着ていても与える印象が違う。それは顔と服の相性。一概に「○○を着るのが一番良い」とは言えない。だから、お一人お一人を診断しています。

出典:men's fashion plus(こちらに書いてあることも結構参考になります。ただし、一般向けアドバイスなので、貴方に合うと限らないです)

鮮やかな色と落ち着いた色

次に色の鮮やかさを示すx軸。

原色に近い色は動的な色(動きがある)に、白黒グレーとモノクロに近い色は静的な色(落ち着いた)になる。

今回もピンクで、動的な色・静的な色を現します。

動的な色は目立つ。静的な色は落ち着いた感じ。

動的な色は遠くから見ても、その色や形がハッキリ見える。静的な色は近づくことで姿形が見えてくる。

動的な顔、ハッキリした顔の人は、原色くらい鮮やかな色を着た方が自然だったりします。ハキハキしている感じがよりよく伝わります。大人しく見せようと、主張が弱い服を着ると、顔だけが目立つ。木は森に隠せ。目立つ顔ならば、目立つ服で調和を取ると良いです。

静的な顔、アンニュイな顔の人は、原色を着ると顔が色に負けます。「あのショッキングピンクの人ね」という色だけの印象が残る。服だけじゃなくて、顔も覚えていてもらいたいですよね。そのためにあ、自分の静的さ、アンニュイさと一致する色を着ると、魅力をしっかりと引き立ててくれます。

シーズンに縛られないパーソナルカラー診断

私が行う「似合う色診断」(パーソナルカラー診断)では、どのくらいの濃さ・どのくらいの鮮やかさが似合うのかを診断しています。巷では「春・夏・秋・冬」の4つのシーズンに分けたパーソナルカラー診断が多い。私もその診断はします。けれど、それだけじゃ再現できない。

「この色は春の色だ!」などという判断は、色の勉強をした者でなければわからない。「あなたが似合う色は春色です」と言われても、自分でその色を選べるかは別問題

その点、「白黒コピーしたら明るいグレーになる色」とか「原色程ではないが、そこそこ鮮やかさな色」という情報であればどうでしょうか。ご自身で似合う色を選べる気がしませんか?

私のカラー診断では、貴方に似合うシーズンはお伝えしますが、カラーマニアではない人でも似合う色を選べるような説明をしています。そして、お得意のシーズン以外も含めた 4 つのグループ(全 120 色)から貴方に似合う色をお探しします。そうすることで、シーズンの特徴に囚われない、貴方だけのお似合いの色を知ることができます。

それが私が行う「シーズンに縛られないパーソナルカラー診断」です。

パーソナルカラーの診断をできる方は、この世にたーーーくさんいます。私以外にも、もっとオシャレな女性も、もっと沢山の方の診断を経験しているカラーリストさんも沢山います。

私が唯一、負けないことは「お客様が、ご自身でその色を選べるようにする」再現性のある説明です。

ご興味のある方は、ご一報ください。※こちらのカラー診断は対面で行います。​

よろしければサポートをお願いいたします。理系ファッションアドバイザーとして精進していくための研究費用として使わせていただきます。