地味過ぎなフォーマルコーデを華やかにする方法

2021年2月20日 16:18

ファッションとは、色・柄・形・素材の4要素から成り立っています。私は各要素毎に分析して「貴方に似合うスタイル」を提案する専門家です。理系的、つまり再現可能な形で提案しています。

子供の卒業式・卒園式に何を着ようか悩んでいます。手持ちの服で済ませるか、買った方が良いのか・・・・

年度が切り替わる、卒業・卒園シーズンにはこんな声が沢山聞こえて来ます。

子供のイベントに何を着るべきか、迷いますよね。私自身も、娘のピアノの発表会には何を着ればいいのか、絶賛悩み中です。

本日のテーマは卒業式などのフォーマルなコーディネートについてです。この記事を読むと、地味過ぎず、派手すぎないフォーマルコーデのコツがわかります。

地味過ぎも派手過ぎもNG

卒業卒園・入園入学式の主役は子供です。人生の主役は貴方ですが、子供のイベントにおいては、子供が主役。だから、親が目立ち過ぎるのは良くない。お祝い事の席なので、喪服のように地味過ぎるのも、好ましくないです。

華やかだけど、派手ではない、地味でもない。このバランスが実に難しいのです。

目立たないコーディネートは作れても、地味すぎないコーディネートって難しいんです！

お客様からもこんな言葉が度々。「目立ちたくない」という気持ちから、全身黒・紺など無難コーデの方も多々。無難にはなりますが、お堅い雰囲気やお葬式のような雰囲気になりがちです。

ファッションには4つの要素があります：色・柄・形・素材。これらを全て地味にすると全身地味 、お葬式仕様になります。

70％程度は地味に、残り30％は華やかな物を選ぶことで、地味過ぎコーディネートから脱出できます。

地味地味で野暮ったい、お葬式のような雰囲気を抜け出す攻略方法は大きく分けて4つ。

①華やかな色を入れる
②柄物を取り入れる
③光沢のある生地を使う
④凝ったシルエット・デザイン

①だけ使う、②＋③を使う。単品だけも組み合わせても有りです。全体で30％程度の遊びや華やかさに抑えるのがポイントです。いくつか具体例を紹介します。

例えばこのコーデ。紺のトップスにオレンジ・黄色・白・黒などのマルチカラーのスカーフを入れています。

オレンジなどの鮮やかな色は目立ちますが、少面積ならばOK！むしろ華やかさを加えてくれます。

柄物や光沢のある生地も、野暮ったさや地味過ぎを解決してくれる要素です。
柄は、A.小さい柄 B. 落ち着いた色 C.規則正しい柄のいずれかを満たすと、派手さを抑えてくれます。

このコーディネートは、トップスは光沢のある生地が使われています。小さなドット柄でモノトーン。地味過ぎず、派手過ぎず、フォーマルな印象になります。

柄物も差し色も苦手・・・という方には、ちょっと凝ったデザインをオススメします。

例えばこんなコーディネート。スッキリとしたVネックのインナー、ちょこっとだけアシンメトリーなスカート、幾何的なネックレスがスタイリッシュに仕上げてくれます。

上記したものはあくまで一般論であり、「こんな方法があるよ」という例です。大事なのは、地味過ぎない・派手過ぎないだけではなく、あなたに似合うということ。

手持ちのスーツをどうやって着ようかしら・・・
この服を買おうか、買ってもどうやってコーディネートしようか・・・・

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