痛みについて勉強しなおす(4)---番外編---

近々紹介しようと思っていたDr. Tasha Stantonの痛みについてのトークの中から、私がちょっとひらめきをもらった部分のみを先に紹介します。というのは、もし私の考察が正しいのであれば、私がずっと不思議に思っていたことの証明になるからです。

その不思議に思っていたこととは、例えば、臀部あたりに違和感や痛みがあるとします。そこを手のひらで大きく、あるいは肘(正しくは前腕尺側全体部)でマッサージするのと、母指で「ピンポイント」でクライアントが「そこ!そこ!」と感じるようにマッサージするのとでは、痛みの取れ方が全く違うと感じてきたこと。物理的には、その「ピンポイント」の部分(トリガーポイントでも筋硬結でもモーターポイントでもなんでもいいのですが)は手のひらや肘で押そうが、指で押そうが「(面積的に)あたっている(とらえている)」はず。なのになぜ痛みの取れ方が違うのかがずっと疑問でした。もしかしたらその答えになる部分がありましたので、紹介します。

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