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GuestHouse & Lounge FAROが出来るまで

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福島県いわき駅前に2020年4月24日グランドオープンした「GuestHouse & Lounge FARO」(コロナ禍により宿泊は休業中)が出来るまでの過程を振り返りながら書い…
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リノベ設計段階の話に突入する前に…

リノベ設計段階の話に突入する前に…

2年前の2018年6月19日「GOCHAMAZE Times」に公開された記事です。SNSに「いわき駅前にゲストハウスを作りたい」と宣言したのをうけて、取材に来て下さいました。

「GOCHAMAZE Times」とは、特定非営利活動法人 ソーシャルデザインワークスが発行しているメディアで、多様性を再確認し、認め合い、誰でも生き易い世の中にしていこうーって感じで様々な発信しています。(ざっくりで申

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2018年とりあえず動き出してみようと

2018年とりあえず動き出してみようと

2017年は前回までに書いた活動を通して情報収集やプロジェクトの拡散をしつつ、自分自身で事業計画書やリノベーションの図面を書いてみたりしていました。13年前に自分でLa Stanzaを作った時にかかった工事費を参考にしたり(材料費の高騰なども手伝って全く参考にならない数字だったことが後で分かります)、蛇谷さんたちがかかった費用を聞いたり、ゲストハウスオーナーのブログなどで調べたりしていたのですが、

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「浜魂」でプレゼンさせて頂きました

「浜魂」でプレゼンさせて頂きました

時期は少し戻りますが、鳥取弾丸ツアーに行く1週間前の、2017年5月25日に行われた「浜魂」と言うイベントにお声がけ頂き、清水の舞台から飛び込むつもりで参加させて頂きました。先ずは何よりも多くの人にプロジェクトを伝えたかったからです。(以前にも少し書きましたが、人前で話すなんて元々苦手なのに、La Stanzaオープン以来10年以上続いた厨房引き籠りからのリハビリも儘ならないままの急発進だったので

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「いわきまで来たのに、東京の続きみたい」

「いわきまで来たのに、東京の続きみたい」

2017年11月1日「いわき潮目文化共創都市づくり」のプログラムの一環として上記の「廿三夜講復活プロジェクト① 潮目になる宿の作り方」と言うトークイベントが組まれ、

で初めてお話させて頂き、

で突然鳥取にお邪魔して初めてお会いした蛇谷さんが、いわきに来て下さり私のお店「La Stanza」でトークイベントが開かれた訳ですが、こんな風に振り返って書いていると、全てとんとん拍子に進んでいたみたいで

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やっぱり最初は自分でやろうなんて思えませんでした

やっぱり最初は自分でやろうなんて思えませんでした

話は少し前後しますが、実は2017年1月10日第13回廿三夜講復活プロジェクト「スタンツァの北林由布子が「たみ」の蛇谷りえから、ゲストハウスの作り方をきく」の数日後から、地元を中心に活動している方で、ゲストハウスを運営してくれそうな方々にアポイントをとって会い始めました。

この時点では正直に言って、ゲストハウスの知識も経験もない私が開業するのはどうしても現実的に思えず、まちづくりなどの会社を運営

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妄想をデザインする

妄想をデザインする

鳥取弾丸ツアーから帰ってすぐの6月18日、市内のデザイナーであり、アーティストの藤城光さんに連絡を取りました。

以前から感じていたけど、鳥取に行ってさらに強く感じたことがありました。「ゲストハウス」というものが、まだ今ほどメディアでも紹介されていなくて、それだけで「???」となっている人に、それが商店街の活性化に一躍買うかも知れないなんて、いくら説明したって伝わらない訳で。さらに自分自身もまだこ

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一泊三日弾丸鳥取ツアー

一泊三日弾丸鳥取ツアー

前回Skypeでお話させていただいた蛇谷さんに会いに、5ヶ月後の6月13日~15日急遽鳥取へ行くことにしました(2017年の話です)。東京に行く用事があったので、貼り付けて強引に。
13日東京で用事をすませ、20:00くらいに出る夜行バスにて翌14日朝9:30に鳥取着。ここから先は無計画のまま現地入り。少し早いのでバスで20分の鳥取砂丘へ。写真は久しぶりの夜行バスの疲れを砂丘で癒している最中です。

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まずSkypeが初めてでした。。(当時)

まずSkypeが初めてでした。。(当時)

3年前の2017年1月10日、第13回廿三夜講復活プロジェクト「スタンツァの北林由布子が「たみ」の蛇谷りえから、ゲストハウスの作り方をきく」が企画されました。

「ゲストハウス作ろかな」とつぶやいたけど、具体的には何も考えていなかった私に、岸井さんが紹介してくれたのが蛇谷さんでした。

鳥取県東伯郡湯梨浜町で、ゲストハウス+シェアハウス+シェアオフィス+カフェの複合型スペース「たみ」を立ち上げたア

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MIRAI Barでお話させていただきました

MIRAI Barでお話させていただきました

2016年11月16日、同じ町内にある変なお店(愛ある意味で)「もりたか屋」さんで行われたトークイベントMIRAI Bar vol.9にゲストとして呼んで頂きました。廿三夜講復活プロジェクトでご一緒させて頂いた霜村さんにお誘い頂き、まだ引き篭もり(厨房だけの日々を10年間過ごしていたので)の後遺症がある状況で若干不安でしたが、トーク形式と言うことで何とかなるか、、、と思い切ってお願いしました。聴き

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お寺で飲み会

お寺で飲み会

10年間の厨房ひきこもりから飛び出して最初に行ったトークイベント(詳細は記事「商店街の生き残る道」)で出逢った岸井大輔さんと、霜村 真康さん(いわき市菩提院 副住職) とFacebookのMessengerであーだこーだやってるうちに、私が当初考えていたのとは全く違う試み「廿三夜講復活プロジェクト」がスタートしました。

「えっ?講って何?」って方に、プロジェクトのページでご紹介している文章はこん

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La Stanzaを始めた訳

La Stanzaを始めた訳

「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」とSNSなどで言い出した時、「イタリアンのシェフが何で!?」とたくさんの人に驚かれました。でも、私としては実に自然な流れだったのです。そのお話はLa Stanza(スタンツァ)を作ろうと思ったところからお話しないといけません。既に取材して頂いたりと、お話させていただいているところもありますので、重複する部分もあるかと思いますが、お付き合いいただけたら嬉しいで

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商店街の生き残る道

商店街の生き残る道

今回は「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」プロジェクトの種が生まれた日のお話です。

東日本大震災後、なんとかお店も商店街も日常を取り戻し、動き出してきたなぁと少しずつ実感出来始めたころ(確か2013年だったかと)個人的に衝撃的なニュースが入ってきました。いわき市とイオンモール株式会社間で開発事業計画策定に関するパートナー基本協定締結し、小名浜に「イオンモール」が出来るというニュース。

日本

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GuestHouse & Lounge FAROが出来るまで

GuestHouse & Lounge FAROが出来るまで

はじめまして。福島県いわき駅前「La Stanza(スタンツァ)」のオーナーシェフ北林由布子です。スタンツァは東京からUターンして2004年にオープンさせました。東日本大震災、原発事故後は地元生産者さんと連携し、様々な活動をして来ました。そのかたわら、生まれ育った平三町目商店街を盛り上げるために活動を続けてきました。まちなかマルシェイベント「三町目ジャンボリー」の運営や、時にはまちなか手作り新聞を

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