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田舎暮らし


信州・長野県に引っ越してきて2年半が経ち、だんだん地元民になりつつあるNANAです。

都会暮らし派?田舎暮らし派?


最先端の流行と情報が目の前に溢れている東京は、そこにいるだけで世の流れの中心にいるような、充実感と安心感があります。東京都港区に住んでいた私は、都会暮らしが大好きでした。

@港区 住んでいたマンションベランダからの景色


移住をしたのは、2020年春。コロナがきっかけです。東京での暮らしが自分には窮屈になっていくのではないかと感じ、100%直感即決で引っ越しを決めました。

住む場所というのは、私にとってすごく重要で、その時の自分に合った波動の居場所へ移るたびに、運勢と自分自身が拓かれていく感覚があります。
とはいえ、都会のライフスタイルを好んでいたわたしがまさかの田舎暮らしを選択するとは、夢にも思いませんでした。

移住というと仕事や子育てなどハードルが高いイメージがありますが、弟家族と友人たち5家族で同じ町内へ引っ越すということもあって、不安や心配というより楽しみと好奇心に背中を押されてのチャレンジでした。

田舎の良さってなんだろう?


いざ信州での田舎暮らしを始めてみて、毎日がオドロキと再発見の連続でした。
・野菜が美味しい
・物価が安い
・空気が美味しい
・アウトドア天国
・温泉三昧
・人が温かい
・景色やスペースが広々して開放感がある
・スーパーマーケットがでっかい

当たり前と言えば当たり前のことなのですが、都会にいると実は感じることの出来ない恵み、心地良さだったりします。
地元の人達にしてみると、当たり前すぎて何とも思わなかったりする部分でもありますが、東京と比べると今でも「こういうところがいいんだよなー」と幸せな発見が日々たくさんあります。

特にわたしが1番いいなと思う田舎の良さは、
「自然を体で感じて日々を暮らせる」こと。
つまり太陽や風や天気、木々や草や土、虫や動物と共存して生きている実感。
この地球上で自然と調和して存在している感覚。
これは本当にプライスレスな価値であり、幸せってこう言う事なんだと噛み締める喜びに繋がっていくんです。

「幸せっていつか叶うもの」と20代は思っていました。30代の時は「幸せはつかむもの」、40代では「幸せは作るもの」。そして今は「幸せは今ここで感じるもの」に変わってきました。
暮らす場所が変わったことで、自分の視点が変化したのです。

農業に触れるとより深く感じることができる


10月はちょうどお米の収穫が真っ只中の季節です。5月に植えたお米の苗が金色に穂を実らせ、たわわに頭を垂れて、稲刈りの時を迎えました。

@八ヶ岳原村Farmy田んぼ 自然農の稲

青空と黄金色のコントラストが美しいですね!
この景色をみているだけでも豊かだなと思います。
この実りは、季節を超えて成長した『稲』の美しさであり、太陽と空と大地が作り上げた『自然』の恵みであり、わたし達の『命』を繋ぐお米なのです。

種から育てて田植えをし、夏の間は雑草達から守りお世話をし、秋に稲刈りを迎える。小さな頃からずっと食して来たお米に、今やっと本当の意味で感謝を捧げていただく事ができるようになりました。
この想いは野菜や果物、お肉やお魚に対しても同じです。

こんなふうに、田舎暮らしは毎日を生きることに感謝し自然の恵みを実感しながら過ぎていきます。季節が変わるたびに、春夏秋冬の恵みと感謝が訪れます。

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