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任される喜びを学んだ牧場研修

こんにちは。ファームノート編集部の秋山です。

本社のある帯広の気温は18度。北海道ではお盆を過ぎたらすっかり秋っぽくなってきます。8月ですが、僕はもう暖房をつけ始めています。

さて今回は4月にファームノートへ入社してくれた新入社員の素顔に迫る人気連載です。3人目は三澤周平(みさわ・しゅうへい)さんです。三澤さんは先週まで北海道標津郡中標津町にある自社牧場DP(デイリープラットフォーム)牧場で研修していました。早く成長したい気持ちが強く、前のめりに吸収しようとする姿が印象的。自身のこと、ファームノートで実現したことなどなどを伺いました。

任される喜びを感じた

―― 三澤さん、今日はよろしくお願いいたします。先週までDP(当社牧場)で研修を受けられていましたね。お仕事はいかがでしたか。

三澤:初めて社会人として働いてみて、任される喜びを知りました。僕は7月2週目くらいから、哺育舎(生後1〜14日ほどの仔牛が過ごす場所)で仔牛の哺育を担当していました。

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仔牛用のミルクを作る三澤さん

もちろん最初からできるわけもなく、とても苦労しました…哺育舎で主に作業されている菅原さんから、一つでも多くのことを吸収しようと必死に業務を覚えました。すると7月下旬、菅原さんがお休みの前日に「明日から任せた」って言われたんです。「あいつなら任せてもいい」って思ってもらえたのかなと感じたので嬉しかったです。プレッシャーはありましたが、仔牛が元気に市場や預託へ行ってくれたのを見るとホッとしましたし、達成感もありました。

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ミルクを飲む仔牛

仕事を任されるには、信用の積み重ねが大事だと気づかせてくれた、DPのみなさまに感謝しています。任せてもらえるまで、がむしゃらになってやると少しずつでも信用が積み重なるんだなと。それが自信や喜びにもつながるとも感じました。

研究に没頭せざるを得なかった

――入社早々すごい気づきでしたね。そのがむしゃらさは学生時代からあったんですか。

三澤:それはあるかもしれません。一生懸命にやらざるを得ない環境だったんです笑。学部と修士のあわせて6年間宮崎で過ごしました。交通機関が発達していないこともあり、出かけることを諦めていました。もうポジティブに「大学時代は勉強しろ」って考えるようにしていました。講義が終わると図書館へ行って復習したりと、高校時代以上に勉強していましたね。ただ振り返ってみると、モチベーションとしては「いかに1分でも早く実家がある福岡へ帰れるか」でした。もしテストで60点未満になると、休み中に追試が待っています。追試を受けたら夏休み中も宮崎にいなきゃいけないので、必死でした笑。4年生になってから情報系(画像解析)の研修室へ配属となると、興味があることを突き詰められるようになりました。寝食を忘れて、研究室のパソコンに向かいキーボードをカタカタ鳴らしていました。

ファームノートとの出会い

――ストイックな学生生活ですね…そこからファームノートへ入社されるわけですが、きっかけと決め手は何でしたか。

三澤:2019年の夏休みを利用して参加したファームノート本社でのインターンがきっかけです。私が大学院でやっていたプロジェクトで、北海道内の牧場にネットワークカメラを設置することになりました。そのノウハウを教えていただくために、帯広本社へインターンに行きました。会社の雰囲気が素敵で、特にお世話になった2人の社員の方と仕事したいなと思えるようになりました。「仕事になると、ここまで徹底的にやるんだ」というのがすごく印象に残り、刺激的な日々だったのです。

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帯広本社の外観

決め手としてはたくさんありました。結局のところ1つではなく、加点方式で自分に刺さるポイントがこの会社や酪農業界に多かった印象です。会社を選ぶ軸として、そもそも何か困っている人の助けになるようなことを仕事にしたいと考えていました。自分が興味があることが、誰かの助けになるのであれば最高だなって思うんです。

悩みは自分で作り出したもの

――専門分野である情報系(画像解析)とは違うお仕事を今はやっていますよね。自分の専門分野をできない焦りはありって正直ありますか。

三澤:焦りしかないですね(笑)。自分の専門分野や好きなことが仕事に活かせるか不安に感じていました。以前、齋藤猛さん(ファームノートホールディングス専務取締役)がこうおっしゃっていました。「他人の悩みはあまり重たいと思わない、逆も然りで自分の悩みもきっと他人から見れば小さいもの」と。最高に響きましたね!悩みって結局自分自身で作り出して大きくしているものだなと気づいたんです。その悩みを俯瞰してみてみると、意外と大したことないんですよね。あとは少しの「エイヤ!」でいろんなことが前進するだろうなと。悩みの俯瞰と勇気を持つことが成長なのかなと、最近思ってきました。

成長と仲間からの信用

――最後に、ファームノートで実現したいことは何ですか。

三澤:大学時代からやってきた画像認識技術を納得のいくところまでやってみたいです。大学時代でカメラの可能性と、自分がやっていることの課題点はいくつか目の当たりにできました。でも、一人でやるにはとてもじゃないけど力不足で、時間もお金も個人的な知識も全て足りないなって思いました。自分自身の成長はもちろんのこと、信用を積み重ねて多くの仲間と一緒に取り組めたらいいなと思っています。

編集後記

早くも任されることの喜びを感じた三澤さん。大きな仕事をするためには、信用の蓄積と自己研鑽が非常に重要ですが、それを実現できる素質をもった彼にこれからも期待です。

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企画・取材・編集:秋山ウテ
編集・執筆:西雄大
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