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Farmnote Design Blog

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オンライン Design Sprint でプロダクト開発方針を考える取り組み

サービス方針決定に際して社内でオンラインデザインスプリントを行ったので取り組みを紹介しようと思います。 普段は UI デザイナー・フロントエンドエンジニアをやっていますが、今回は UX リサーチャー見習いという立場で同僚の UX リサーチャーと一緒にデザインスプリントを行いました。(これ以前に参加したことがあったので前提知識はありました) デザインスプリントとはDesign Sprint Methodology より もともとは Google Ventures で提唱さ

UX リサーチ:プロトタイプツール

世の中には多くのプロトタイプツールが出回っていて「どのツールを使用すれば良いのだろう?」という疑問をもったことがある人もいるのでは。リサーチ目的でプロトタイプを使用する場合にまず私が考えるのは、リサーチ計画(UX リサーチ:目標設定の重要さ)に記述されたアウトプットを得るためにはどのレベルのプロトタイプが必要なのかということです。 例えば、リサーチの質問内容がコンテンツに関する場合はプリントアウト・スケッチでアイデアを描いただけのペーパープロトタイプで良い可能性もあります。

ファームノートのプロダクト開発におけるデザインシステムの役割

もう先月になりますが BtoB のデザイナー勉強会で デザインシステムについて LT をしたので、改めてファームノートにおけるデザインシステムの役割についてまとめてみようと思います。 デザインシステムとはデザインシステムの定義と作成方法、導入事例 より デザインシステム:デザインの基準やドキュメント、原則に加えて、基準を達成するためのUIパターンやコンポーネントなどのツールキットをすべて備えたもの。 なぜデザインシステムを作っているかファームノートには下記の記事にあるよ

Rive(旧 Flare) でつくる Flutter アニメーション

※ 2020/5/17 アップデート: 最新版で動くことを確認およびリンクを修正 ※ Flutter Interact 2019 で 2Dimensions / Flare は Rive に名称変更すると発表されました: Use Rive and Flutter for dynamic, interactive, & animated experiences (Flutter Interact '19)。 こんにちは、UI デザイナー / フロントエンドデベロッパーの ka

UX リサーチ:目標設定の重要さ

例えば、プロダクトに新しい機能を追加するとき「さぁ、ユーザーリサーチだ!お客さんのフィードバックを聞いてこい」と社内の上層部に言われたとします。ユーザーの声を全く聞かずに新しいものを世の中に出すよりは何かしらユーザーの声を聞いた方が良いのは事実。ただ、明確な目標設定がないユーザーリサーチは、何を深掘りするべきか分からないためユーザーから詳しい情報を引き出せずに「それはもう知っていた」というような結果しか得られない事も起こりえます。 そこでリサーチを行う前にまず重要なのは、リ

UXリサーチャーが教える、お客様をもっと知るためのひと工夫

こんにちは。ファームノート編集部の秋山ウテです。 4月1日、帯広オフィスにてカードソーティングのレクチャー会がカスタマーサクセスと営業メンバー向けに開催されました。 講師は、海外事業部でUXリサーチャーとして活躍中の小山さん。 今回は、お客様をもっと知るためのコツを聞いてみました。 もっと、お客様に貢献できることはないか-- なぜこの会を開こうと思ったんですか? *レクチャー時の小山さん カスタマーサクセスチームの畠山さんから依頼をもらったんです。 『UXリサーチ

リモートでデザインプロセスまわってます。

どうも、ファームノート の菅原です。 本日はFigma Advent Calendea 2018 3日担当として、滑り込みアウトでお送りします。 事業戦略やマーケとか開発とかその辺の塩梅見ながら、どんな感じに顧客の動機にプロダクトを差し込んで行くかなー見たい感じでデザインしてます。 自分一人で形を決めてるわけではないので、目線合わせしていかないでものを作ってしまうと、売り方と実態が噛み合わないなんとも奇妙なキメラが生まれてしまうと言うことが発生してしてしまって、顧客はなんと

全てがFになる

新年あけましておめでとうございます。 ファームノートのインタラクションデザイナー菅原です。 みなさまお正月はどのようにお過ごしでしたでしょうか? 僕はずっとお酒を飲んでいました。 胃もたれが酷いです。 去年も社内でアドベントカレンダーがあったのですが、どうにも下書きでくどくなってしまったので、ギャバン的に若さを主張し「振り返らないことさ」と言う意気込みで今年やることについてちょろっと書いていこうと思います。 去年は、Goodpatch Anywhereさんにご協力いただ

Daily UI #025 Atomic Design的な粒度は、個別具体性の濃淡

ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。 TVアプリです。Abemaさんを参考にしてます。 また、師匠に今日教わったAtomic Design的な感じで、作っていきます。 目次 デザインの意図が伝わらず完成するプロダクト Atomic Designはデザインの意図を伝える手法 Atomic Design的な線引は、個別具体性の濃淡 師匠「Organizmには”文脈をもったもの”が入る。」 悩ましい、MoleculeとOrganizmの線引き デザイナーの

前言撤回!オブジェクトベースのUI設計をやるべき3つの理由

ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。 おかげさまで、現在結構大きめの改修案件を担当させてもらってます。 画面の数がかなり多いので、どうやって分類しようか考えています。 目次 オブジェクトベースのUI設計って? 商品→注文する=○、注文する→商品=✗ 僕も危うくタスクベース脳になるところだった ①UIがわかりやすくなる ②ユーザーが好きな手順で目的を実現できる ③開発者がデザインの意図を理解しやすくなる まとめ 今回は、この本の特集「速攻改善 UIデ

ユーザーインタビューを録画するべき3つの理由

ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。 先日、実際にお客様(酪農家様)の様子を見に行って、想定している課題が正しそうかどうか、ユーザーインタビューを2件行ってきました。 その時に、最初から最後まで録画したんですが、かなりよかったのでその話を。 目次 ここでいうユーザーインタビューとは? ①メモを取ることではなく、質問に集中できる ②お客様の言動・行動を”冷静に”分析できる ③みんなで見返して改善できる まとめ ここでいうユーザーインタビューとは?一般

修正案件こそ”一次情報”を拾いに行くべき理由

ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。 お客様からサービスの不具合や要望をうけて、開発をすることがあると思います。 「これじゃないんだよなぁ」とお客様やフロントを担当している仲間から言われたことはないでしょうか。 今回は、そんな悩みを持った方に届けばいいなと思ってnoteを書きます。 目次 ”伝言ゲーム”というもったいない構図 ユーザビリティテストでわかったこと ”発言”ではなく、”動作”に注目しよう ”動作”を撮影して、開発の拠り所にしよう まとめ

一次情報をつかむ”産地直送デザイン”のすすめ

ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。 営業マンやサポートメンバーがお客様から要望をうけて、デザイナーとエンジニアが開発をするという段取りが一般的だと思います。 ただ、「これじゃないんだよなぁ」とお客様や仲間から言われたことはないでしょうか。 今回は、そんな悩みを持った方に届けばいいなと思ってnoteを書きます。 目次 ”伝言ゲーム”というもったいない構図 ユーザビリティテストでわかったこと ”発言”ではなく、”動作”に注目する”産地直送デザイン”

僕がユーザービリティテストで”顔”も撮るワケ

ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。 Farmnote Advent Calendar 2018の7日目を担当してまーす。 入社して3ヶ月。UXデザイナーとして、いろんな人を巻き込みながら縦横無尽にやらせてもらってます。 ユーザビリティテストどうやってやればいいのかや、やる意義を見いだせていない方などにとって、参考になればと思ってますー。 目次 操作画面だけでなく、その時の”顔”も録画 ”発言”ではなく、”動作”と”表情”に注目する ”表情”と”動