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好きなジャンルは人外モノ(かもしれない)
こんにちは。前回の記事では思いの外スキをたくさんいただけて、例によって図に乗っております。スキを押してくださった方、コメントくださった方、ありがとうございます。
そして、その次の記事では予想よりスキの数が少なくてヘコむ…というのが自分の中でパターン化しつつあります。気にならないんじゃなかったのか、私よ。一喜一憂するのは野球の試合結果だけにしておきたいものです。
少し前にも触れたのですが、現在、漫画『HUNTER×HUNTER』を読んでいます。グリードアイランド編を読みかけのまま長らく放置していたのですが、最近ようやく再び読む気になりまして。昨日キメラアント編まで読み終えて、会長選挙編に突入しました。
グリードアイランド編までは設定が結構ガッチガチだったので頭がぼけーっとした状態では目が滑ってしまい、時にはセリフを音読しないと内容が理解できなかったのですが、キメラアント編に入ってからはそれ以前と比較して少し読みやすくなったような気がしました(それでも後半は文字が増えてくるけど)
夫が一番好きなのはグリードアイランド編だそうですが、私はキメラアント編の方が好きかも。グリードアイランド編、私の頭ではおそらくあと3回は読まないと理解できないと思います。そして私がキメラアント編を好きな理由は、多分「自分の好きなジャンルだったから」。
そのジャンルとは、ざっくり言えば「人外モノ」、中でも主に「人類と敵対する存在もしくは人類を脅かす存在と、人類との交流」が描かれているもの。思えば、私が気に入った作品のうちいくつかに共通していました。
というわけで、今回は私が好きな作品の中でも「人外モノ」にあてはまる(と思っている)漫画またはアニメを紹介してみたいと思います。アニメや漫画は詳しいほうではないので、妙に偏りがある気がしますがご容赦下さい。なお、ネタバレを含んでおります。
人外モノ①寄生獣
もはや私が説明するまでもないような超有名作品です。映画やアニメにもなっていますね。主人公の名前は新一ですが、バーローは関係ありません。
人類に寄生し、人類を襲う寄生生物が現れる。寄生生物・ミギーは新一の脳に寄生しようとして失敗し、新一の右手に寄生することに。
そんな新一とミギーの共同生活を描いた作品です。
寄生生物は人類にとって敵となる存在だけど、次第に人間について学び、人間社会に溶け込み、時には理解を示したり人間との共存を図ろうとする者もいる。
寄生生物からの視点が存在することで、人間という種は客観的に見てどんな生き物なのか?人間とは何か?人として生きるとはどういうことか?と考えさせられます。
そして、ストーリーの中では幾度となく悲劇が繰り返されるのだけれど、それらを乗り越えてゆく中で新一とミギーがお互いを理解し合ってゆく過程がとても好きです。
ミギーは、序盤では自分が生きるためなら何を犠牲にしても構わないという考えを持っているのですが、新一との触れ合いを通して徐々に考えを改めていきます。終盤でミギーが取った行動には思わず涙腺が緩みました。
ビジュアル的に初見はちょっと気持ち悪いなと感じたのですが、だんだん可愛く見えてくるんですよね。「シンイチつめたい」などの言葉や行動がなんとも愛らしい。ミギー推しです。
人外モノ②映画ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986)
ドラえもん映画をピックアップしましたが、実はドラえもん映画はそこまで詳しくなく、観ていない作品の方が多いです。ドラえもん映画マスターの夫に怒られそう。
この『のび太と鉄人兵団』も、社会人になってから観ました。2011年にリメイクされているそうですが、私は大山のぶ代さんのドラえもんで育った世代なので、こちらで紹介した1986年版一択です。
こちらは、ロボット惑星から地球侵攻のためにやってきた鉄人兵団と、ドラえもんやのび太たちの戦いを描いた作品です。
キーパーソンとなるのは、鉄人兵団に属するロボットの少女・リルル。地球にやってきた当初は機械的な冷たい心を持っていましたが、しずかちゃんをはじめとするのび太たちと交流するうちに、温かい心が芽生えていきます。こちらのラストも、じーんとくるものがあります。
あと、個人的に好きなのが、序盤で鏡面世界にやってきたドラえもん達が人のいないスーパーで好きなものをたくさん買い込むシーンです。ドラえもんの映画って、「こうだったらいいなあ」っていう子どもの夢がそのまま描かれているところが素敵だと思います。大人ながらも童心に帰った気持ちでワクワクしました。
人外モノ③エルフェンリート
同名漫画が原作のアニメ作品です。真偽のほどは分からないのですが、冨樫先生のお気に入り作品だというのをネットのどこかで見かけました。
大学進学に伴い下宿先の鎌倉にやってきた主人公が、海岸で頭に角の生えた女の子と出会う。言葉も話せない、名前も知らない女の子を「にゅう」と名付け、主人公たちとにゅうとの不思議な共同生活が始まる。しかしにゅうは、実は人類を滅ぼすために生まれてきた存在で…という話です。
絵柄からはちょっと想像のつかないグロさのためか、海外での人気が高いらしいです。1話の開始早々グロいので、多分それが大丈夫なら続きを観られるし、ダメなら観るの止めたほうがいいかも…と個人的には思います。
主人公をはじめとする登場人物はだいたい心に何かしら闇を抱えているし、差別や虐待などのテーマも含んでいるので内容は結構重たいですが、あくまで主観で言えばラストにはある種のカタルシスを感じました。
私は回が進むにつれグロ耐性が付いてきたものの、にゅうの回想シーンに出てくるあるシーンが精神的にちょっとキツかったです。特にわんこが好きな人にはエグいのかも…?
オープニングの主題歌は賛美歌を模した『Lilium』という曲がラテン語で歌われ、クリムトの絵をオマージュした映像が流れるのですがこれまた美しくて素敵です。
人外モノ④沙耶の唄
ここらでややコア寄りな作品をひとつ。こちらはまあいわゆる大人向けゲームなのですが、noteに直接リンクを貼る勇気がありませんでした。なので代わりにゲームのノベライズ版を貼っておきます。
ちなみに私は昔のニコニコ動画のMADで見かけて気になって購入したクチですが、このカテゴリーのゲームに手を出したのは初めてでした。私の知らない世界がそこにはありました。
ゲームのシナリオは『魔法少女まどか☆マギカ』脚本の虚淵玄氏が担当されているということで、『まどマギ』放映時は再びこちらのゲームが脚光を浴びることとなったそうです。
交通事故の重い後遺症を抱えた主人公が苦悩の日々の中で出会ったのは、ひとりぼっちの少女・沙耶。二人が恋に落ちた時、世界は大きく動き始めるー
というのが、本当にほんっとうにザックリしたストーリーです。
主人公と沙耶、お互いの愛情はピュアそのもの。だけど、その愛情が強くなればなるほど、世界は狂気と禍々しさに満ち、異常性を増してゆく。二人の相手に対する感情はとても人間らしいものなのですが、だからこそ怖いんです。人間らしいものと人間らしからぬもの、相反する二つが同居している。そして、二人の絆がこれ程にないまで強固になった時、世界は変わってしまう…。
エンディングは全部で3パターンありますが、私が一番好きなのは病院ENDです。沙耶の気持ちを想像すると切なすぎて…。
沙耶かわいいよ沙耶。あ、ちなみに作風はダークでグロいです。
人外モノ⑤ケロロ軍曹
ダークが色濃くなってきたので、最後はライトな作品で締めたいと思います。
お馴染み(?)ケロロ軍曹。今回の「人外モノ」に当てはまるかやや疑問ではありますが、ケロロ達はもともとは地球侵略に来た宇宙人だし、まあいっか…ということで。
最近の巻は読んでないのですが、あらゆる作品のパロディやその時代の流行り物をふんだんに取り入れているので、元ネタを知っていれば知っているほど笑える作品だと思います。アニメも放送していたけど、多分子どもより大人の方が面白さが分かるんじゃないかなという気がします。
こちらは先程までの作品群と打ってかわって大変気軽な気持ちで読めます。実家に数冊あるのですが、記事を書いていたらまた読みたくなってきました!
以上、長文になりましたがここまで読んでくださった方は大変お疲れさまでした。ありがとうございます。実はこの記事を半分ほど書いたところで何故か下書きが書き始めの状態に戻ってしまい、心が折れかけましたが意地で書き上げました。
あ、ちなみに最近大ヒットした呼吸法で鬼退治する漫画はまだ読んでいません。実はアニメを10話くらいまで観たのですが、脱落しました。巷で人気の黄色い髪の子や女の子のキャラが出てくる前です。
流行に乗れなかったことを少し後悔していますが、映画がレンタルか配信で観れるようになったらリベンジを検討したいと思います。