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【10周年】お陰様で法人化丸10年になりました!【ファンヴォイス須田】

お疲れ様です。ファンヴォイスの須田です。

本当に沢山の皆様のお陰で今月の2日、2022年7月2日で、法人のファンヴォイスとしては、設立から丸10年を迎えさせて頂きました。
創業は2010年ですが、法人化して丸10年を迎えられたというのは、とても感慨深いものです。

創業間もない頃、先輩経営者から中小企業の生存率について、1年で7割、3年で5割、5年で3割、10年になると僅か1割だと伺ったことがありました。その時は、正直、会社を10年存続させることは、途方もないことだな。と不安になったことを思い出します。

振り返ると、小さなピンチは数知れず、大きなピンチは複数回ありましたが、その中でも、ちょうど4期目の終わりに、当時、全売上の7割を超える売上比率になっていたテレビショッピング系企業様が倒産してしまい、入金が無かった時が今思うと最大のピンチでした。

ほぼ、全ての業務を複数のコールセンターさんへ委託をして、管理をしていた関係上、コールセンターさんへの支払い額も大きく、とても払える金額じゃない、資金繰りのしようがないという状況に陥り、初めて倒産という文字が頭をよぎりました。

とりあえずやれることはやろうと、半ば開き直って、あれこれ考えた結果、やっぱり正直に、誠実に、シンプルに行くしかないなという事で、以下の2つを実行しました。

1.支払先のコールセンターさんへ事情を説明して、支払いを伸ばしてもらえないか相談してみる。

2.他のクライアントさんに事情を説明して、来月以降の請求金額の前払い(今でいうファクタリング)をお願いしてみる。

ただ、1をやると入金リスクを懸念されて、今後の仕事を受けてもらえなくなる可能性が出てくるので、同じ様なリスクはありますが、まずは2から実行することにしました。

一通りメインクライアントさんへお願いをしたあたりから、全く想定していなかった事が起こりました。3社のクライアントさんから、相談した直後に、追加で全くの別業務を発注頂いたのです。それもかなり高額な単価で。

要するに、ファンヴォイスのピンチなので、本来は社内でやる簡単な事務作業などをファンヴォイスを支援するため、あえて割高で依頼頂いただけでなく、皆様、「いつも助けてもらっているから、困った時はお互い様だと思って。」と仰ってくださるのです。

とても温かい言葉を頂き、夜通しで依頼頂いた作業をした時の気持ちや経験は、ピンチを乗りきったことと併せて、以降のファンヴォイスの経営方針において重要な指針になったことは言うまでもありません。

でも、この一連の出来事はそもそも、お金(売上)だけを判断材料に仕事を受けてしまったことにあり、全ての僕の判断ミスにあります。

振り返ってみると、大なり、小なり筋の通らない要求や不誠実な対応、言動があり、支払いの遅延もあったにも関わらず、売上の依存が高い事を理由に、問題を先延ばしにしてしまった事が後々の大きなピンチを招いたのでした。

これ以降、ファンヴォイスの「ルール」として、顧客/取引先/仕入先問わず、「平等なパートナーシップ」をお互いに持てる関係性を構築出来ない文化感の会社さんとは、いくら売上が大きくても取引をしない。また、契約後にもそう感じることが続く場合はなるべく早く取引を終了する。を現在進行形で徹底しています。

このルールにより、売上、利益の伸びは少し鈍化したかもしれませんが、今は、心から信頼出来るクライアント様、パートナー様、スタッフに囲まれ、トラブルらしいトラブルがない、とても良質な業務環境を実現出来ていることは外部からは見えませんが、ファンヴォイスの良さの1つと自負しています。

この良好な関係性を維持しつつ、今以上により良いインパクトを世の中に残せる様に次の10年も歩んで行こうと、気持ち新たにまた頑張ろうと思うのでした。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
何かのご参考になれば幸いです。

スダノブヒコ

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