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[仕事]笑顔が職場を楽しくする
その女性は直属ではなく、部下の部下。但し、直接色々と業務の依頼や検討を依頼することもあり、接点が多い人だ。
仕事はきちんとする人で、責任感も強い。自分の担当分野であると認識している業務に関しては、かなりの深掘りをするし、信頼できる仕事をする。
一方で、自分である程度のカバー範囲を決めており、そこからはみ出すことについては、意見は持っているが、進んで関わることは控える傾向がある。
コロナ禍の中、ずっとリモートワークが続いてきた会社だが、ここ最近は、オフィス勤務を増やしてきており、その人も、基本的にはリモートが希望としながらも、週に2回程度の出社を行なっている。
そんな彼女だが、オフィスで顔を合わせると、表情が固い。目を合わせることもあまりない。
ここ2年はリモート環境の中、殆ど顔を見ることなく仕事をしてきたので、忘れかけていたのだが、そう言えば、以前もこういう雰囲気を感じたのだ、と思い出した。そう。電話や顔出しをしないオンライン会議ですはあまり感じないのだが、笑顔がないのだ。会話をすれば、愛想がないわけではないのだが、存在から感じられる空気は固い。
こちらは上司の立場であるのだが、それでもそれなりに気を遣って接するようになつてしまう。表情が固いので、つい大丈夫かな、と思いながら接することになるのだ。上司でこうなるのであれば、彼女の部下であれば、どう感じるだろう。
(もしかしたら、私に対して固い表情なのかも知れない、ということもあり得るかも知れない、という可能性も考慮はしたが、そういうわけではないのは確かだ)
そう考えると、彼女のチームからは、いい人材も育つ一方で、若手が何人か辞めている。もしかすると、何か関係があるのかも知れない。
以前から、上機嫌な職場を目指そうとしている。チーム全体の生産性、心理的安全性を高めるためには、話しやすい雰囲気を確保したいのだ。そのためには、笑顔はとても大切だ。
上機嫌な職場は、笑顔から生まれるのだ。彼女には、改めてそういう話をしてみよう。
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