サングラスを買った話
以前「2022年やりたいことリスト100」の記事でも書いたように、ここ数年サングラスを買いたいと思いながら買わずにいたが、ようやく先日購入に至った。
「さっさと買えば良いじゃん」と言われそうだが、下記のような理由でずっと買うのをためらっていた。
ここ数年の「やりたいこと」であるが、「はたして自分に似合うサングラスがあるのだろうか」という気持ちで買いそびれ続けている。今年こそ買いたい。
理由は、おしゃれ目的ではなく、夏に裸眼で外を歩くたびに「目に優しくない」と感じるためである。しかし、「せっかく身につけるなら、おしゃれな（自分に似合う）サングラスにしたい」という欲が、わたしの目を健康から遠ざけ続けている。
あと、ふだん使いの眼鏡も新調したい。今の眼鏡だと若干視力が足りないので……。
こんな感じでグダグダ買わずにいたのだが、サングラス購入に踏み切れたのは、帰り道での西陽がかなり目にキツいと感じるようになったためだ。
今年は勤務先の移転などがあり、ちょうど西陽のキツい時間に、かなり長い距離を西へまっすぐ歩かねばならなくなった。このことは「悠長なことを言っていないでサングラスを買わねば」と決心させるほどに、西陽のキツさを感じさせた。
「せっかく身につけるなら、おしゃれな（自分に似合う）サングラスにしたい」という欲は依然としてあったが、「そんなことよりまず目を守ろう、おしゃれの追求はその後考えよう」と考えるに至った。
「失敗しても凹まない程度に安価で、まあまあ効果があって、まあまあおしゃれなやつ」を探したところ、ユニクロのサングラスが良い感じだと聞き、とある週末にユニクロであっさりと買った。「この数年間はなんだったのか」と思うくらいあっさりと買えた。ありがとうユニクロ。
早速週明けの帰り道にかけてみたら、まぶしいことにはまぶしいが、かけるのとかけないのとでは大違いであると気づいた。正直なところ似合ってはいないような気がするが、いちばん大切なのは、目を守ることである。目も日焼けするらしいし、目から入る紫外線は結構疲労に影響するらしいし。わたしはこの帰り道だけでもサングラスをかけると決めた。
ちなみに先日の記事には「ふだん使いの眼鏡も新調したい」と書いていたが、こちらもある日あっさりと実現された。ひとつしかないふだん使いの眼鏡を踏んづけて壊し、映画を観るときなどに必要なだけの視力が得られなくなったためである（必要なときにだけ眼鏡をかける派）
サングラス同様、必要に迫られることで、あっさりと眼科に行き、あっさりと買うことができた。そして、度が合った眼鏡は、はっきりものが見えて良いということに気づいた（遅い）
「サングラスと眼鏡を買っただけの話を、こんなにも長く書く意味なくない？」と言われそうだし、わたし以外の人にとってはそうだが、わたしにとっては意味がある。
この買い物報告を通して、「買い物において、必要に迫られないとなかなか購入に踏み切れない」という自分の特性や、「早めに買ったほうが時間や健康に良いことも多い」という教訓を改めて見出すことができたからだ。
わたしは、この頃買い物をするときー大げさに聞こえるかもしれないがー同時に人生について考えることが増えた。
もともとはかなりの倹約家なのだが、加齢のせいか、「お金は生きているうちしか使えないんだよな」「時間＝人生を無駄にするような節約はやめよう」「QOL（人生の質）を上げることに積極的にお金を使いたい」などとよく思うようになった（そう思いつつケチってしまうことも多々あるのだが）
今回のサングラスや眼鏡の購入は、自分の人生にとって、とても良い買い物であり、「もっと早く買っておけばよかった」と反省する案件でもあった。
これからも良い買い物を通して、健康や時間を獲得し、より良い人生にしていきたい。
おわり
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