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守りたい時間

今同期・先輩とお別れをして、1人ホームに立っている。


かなり不安がたくさんあった学生団体の活動も、周りの人がたくさん準備してくれたおかげで無事に終わって、懐かしさ溢れるメンバーでご飯に行った。


酔うためのお酒じゃなくて、楽しむためのお酒を飲んで、みんなで同じ鍋を食べて、最後は同じテーブルに集まる。


すごく楽しくて、とても安心する時間だった。


頑張りすぎないでと励ましてくれる人もいれば、大丈夫ですか?と心配してくれる人もいる。


私の周りには本当にたくさん温かい人たちがいるのを、学校に戻ってきたこの数週間ですごく感じている。


やっぱり学生団体が大好きだな〜と改めて思う。


気落ちしている時に、負担になりすぎているから団体を辞めたらどうかと言われた。


そう言われたのが少しショックで、でも自分の心にはそれがいいのかもしれないともんもんと考えたりもした。


正直、離れている間に、もう戻れる場所はないんじゃないかと何度か思った。


でも、心の負担になっていたかもしれないけど、自分を励ましてくれるのも同じ場所なんだと再確認する。


大好きな先輩と後輩と同期とみんなで靴を脱いで囲んで座っていた、30分にも満たない時間に感じた心地よさが、私が活動を続けていきたい理由になる。


ここ1ヶ月くらいの間、たくさんの人に支えてもらって、自分は幸せ者であることを噛み締める。


すぐに声をかけてくれた先輩
待ってくれていた同期
再会を喜んでくれた後輩
プレイリストを送ってくれた友達
毎日気にかけてくれた恋人
手紙を送ってくれた友達
遠くから見守ってくれる大先輩


たくさんの人に感謝してもしきれない。
少しずつお返しをしていきたい。


私は強くはなれない。もとが弱すぎる。だからたくさんの人に頼って生きていかないといけない。


頼った分はどこかで、今度は私が助けてあげられるしなやかさを身に纏っていたい。


先生がお酒に顔を真っ赤に塗られて言った

「やっぱりこーゆー時間がいいよねぇ。」


この一言が1番大切なことなのかもしれないと、
少し酔いが回った頭で思った。


成果を上げることが全てじゃなくて、完璧にできることが最善でもなくて、失敗してもいいし、挫けてもいいし、その分誰かに支えてもらって支え返せる場所であることが大切で、


人が変われば場所は変わるし、
守りたいと思うものを守れなくなることばかりだけど、


こんなに安心できる人たちがそばにいて、熱と温もりが私たちの縁を繋いでくれていれば、私はきっと立ち上がれなくなることはない。


たくさんの人に感謝している。


二次会に行ったみんなが無事に家に帰れますように。


今日は特別にアイス食べて帰っちゃおうと、
別に普段もよくやることだけど、


心の軽さを盾にカロリーまみれのチョコアイスを寒空の下で頬張りながら、


月夜に照らされたシルバーの靴の音を響かせて、
人気の無い深夜の道を迷うことなく歩いてゆく。

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