資産を目減りさせるインフレや円安にどう対応したらいい?
日本では、「インフレや円安によって
国民の負担が増大している」
と危惧する声が高まっています。
“円安”とは、その名の通り
「日本円が安くなっている=価値が下がっている」
ということです。
一体、何に対して日本円の価値が
下がっているのかというと、
別の通貨(外貨)に対してです。
元来、お金はモノではないため、
お金自体に価値はありません。
「他の通貨と比べて高いか安いか?」
「以前と比べてどうなのか?」等々、
比較によって価値が決まります。
私たちが外貨を購入する際、
より多くの日本円を必要とする状態を円安と言い、
少ない日本円で、より多くの外貨を購入できる
状態を円高と言います。
従来、日本は円安を好む傾向にありましたが、
それは輸出企業が強かった頃の話です。
長い間、経済が低迷してきた今の日本にとって、
円安による輸入品の高騰は、
大きなマイナス要因になっています。
この状況を見て、世間では
「日本円が値下がりしているのであれば、
代わりに外貨を購入したら良いのでは?」
と考える人もいるようです。
確かに、その考え自体は間違っていません。
ただし、コロナ前は世界中で
金融緩和政策が行われていた点も
考慮する必要があります。
金融緩和政策とは、簡単に言うと
中央銀行などが通貨の量を増やしたり
減らしたりすることによって、
金利を調整することです。
現在、欧米が金利を上げているのは、
景気の加熱を抑えるためです。
とはいえ、欧米も日本同様、
コロナが始まるまでは長年、
金融緩和を行なっていました。
つまり、彼らの通貨の価値も
相対的に下がっています。
ですから、単純に
「外貨を購入すれば良い」
というわけにはいかないのです。
現状、考えられる対策としては、
「外貨ではなく外貨建て資産を持つ」
という方法が考えられます。
中でも有効なのが、金や不動産などといった
現物資産を持つことでしょう。
・外貨建てであれば、円安にも対処できる
・かつ現物資産であれば、インフレにも比較的強い
こうしたポイントから、
資産形成を検討していくことが大切なのです。
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