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利回りの付かない金投資で資産を増やす方法とは

今回は、金を資産に組み入れることの
メリットとデメリットについてお話しします。

《金を購入するメリット》

1、信用リスクがない
2、インフレに強い
3、価格基準が世界共通

1の「信用リスクがない」というのは、
金は天然資源ですので発行主体がない、
という意味です。

たとえば国や企業などが発行する債券の場合、
その国や企業が破綻すれば、債券の価値もなくなりますが、
金ではそのようなことは起きません。

2の「金はインフレに強い」というのは、
まさに現物資産最大の長所と言っていいでしょう。
インフレとは、お金の価値が下がることですが、
金の価値がゼロになることはありません。

金は世界中でその価値が認められており、
どの国に行っても、比較的換金しやすいという特徴があります。
これが、3の「価値基準が世界共通」が意味することです。

一口に“金投資”といっても、実際の方法はいくつもあります。
一般的なもので言うと、純金積立、金ETF、投資信託などです。

金を購入する際のポイントとは、手間が少なく
管理コストや手数料が安いところを選ぶことです。

金は現物資産のため、金融商品のように利子配当がありません。
そのため、資産が増えづらいというデメリットがあります。
金は、どちらかというと守りの資産ですから、
少なくとも10年以上は保有するつもりで購入してください。

仮に、2011年から2021年の期間に
金投資を行っていたとしましょう。
月々5万5000円を10年間、毎月積み立てを行ったとすると、
計660万円の元金に対して、
2021年6月時点の評価額は約867万円になります。
これは、だいたい年利5.2%に相当します。

ただし、これだけのパフォーマンスを出すためには、
金をドルコスト平均法で購入し続ける必要があります。
一時的な価格の上下に、一喜一憂しないようにしましょう。

金のメリットを最大限活かすためには、長期投資が必須です。
たとえ利回りが付かない商品であっても、
その特徴を知り、上手に取り入れれば、
資産形成に有効に働くようにすることは可能なのです。


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FANGS Group【ファングスグループ】
HP:
https://www.fangs-g.com


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