見出し画像

私たち一般人も、金投資を行うべき?

今、再び金の価格が高騰しています。
特に最近は、新興国の中央銀行が金の購入を増やしています。

日経新聞Web版:2024年1月2日より抜粋

もともと、金は「有事の金」と言われ、
これまでも危機が起きる度に価格が上昇してきました。
しかしその一方で、金は「利益が取りづらい」
「資産を大きく増やすには物足りない」
とも言われ続けてきました。

通常、金利が上がれば
利回りの付かない金は下落するものですが、
パンデミックや戦争などが頻発する中、
各国がこぞって金の備蓄量を増やしていることから、
現在も価格は上がり続けています。

私たち一般人も、資産形成に
金を取り入れるべきでしょうか?
答えはYESです。
金は、現物の中ではもっとも歴史の古い安全資産の1つであり、
老後資産を作る際にも、十分活用できます。

まずは、こちらをご覧ください。

2008年に起きたリーマン・ショックを発端に、
世界的な金融危機が発生した際、
アメリカは危機から脱するために、2008年末頃より
金利の引き下げと3兆ドルを超える量的緩和政策を行いました。
この量的緩和は、2013年まで続けられました。

金の価格を見ると、2009年から2013年にかけて
急上昇していることがわかります。

その後は、金融緩和政策の縮小により、
金の価格は一旦落ち着きますが、2020年に再び急上昇します。
新型コロナウイルスの世界的な流行による
経済崩壊を食い止めるために、
先進国を中心とした中央銀行が通貨を大量に供給したためです。

「そんなに金に価値があるなら、人工的に作ることはできないか?」
と思う人もいるかもしれません。
実は、金は人工的に作ることが可能です。
ただし、現状では人工的に作る金のコストが、
自然界にある金の価格を上回ってしまうため、
「実質的に金を作ることはできない」とされています。

この「有限である(人工的に作ることができない)」
という点が、金の資産価値を保つ上で、
重要な役割を果たしているということを、
ぜひ覚えておいてください。


以下の関連記事もご覧ください。

FANGS Group【ファングスグループ】
HP:
https://www.fangs-g.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?