facebook メタバースについて〜 【大暴落、米国市場最大の時価総額損失!?】
facebookの決算しくじりで相当な暴落が今日起こっている。
この没落について考えたい。
簡単に私の所感として、振り返ってみる。
GAFAMの中で一番IPOが若いのはfacebook。2012年の5月でした。
最初に触れたのは会社での業務でした。きっかけは東日本大震災でした。
私が住む地域は直接的な災害はありませんでしたが、会社での安否確認、情報交換のツールとして、アカウント作成が半ば半強制的に強いられました。
今思うとおかしな事でしたw 新しいモノ好きな社長もせっせと友達を増やし、取引先の社長とも続々と繋がり、わちゃわちゃコメントしあっている。
まー、私としては初めは違和感しかないツールであった。
業務とプライベートの間を跨ぐこのSNSサービスの世界的な広がりは、人類史において一つのターニングポイントであったことは言うまでももない。
もう一つの転換点、そう、この時期ちょうどスマホが流行り出したのだ。
iPhone4、5の時期。写真を撮ってアップしてドヤる人が続出した訳です。
これが革命的なムーブメントを産んだ。人々の承認欲求を爆発させた。
facebookはそんなモバイルベースのプラットフォームをメインに、
広告を展開するというビジネスモデルだった。
いわゆるターゲティング広告。
そんなこんなでスマホでのアクティブユーザーがPCを逆転する傾向が現れてきた。
そう、facebookは本当の意味でプラットフォームになれなかった。
AppleのiOS、GoogleのAndroidが真のプラットフォームで、
SNSは結局ツールである。多分これからも。
twitter、Pinterest、Youtube、TikTok、Clubhouse(どうなった?)
テキスト、画像、動画、音声、、、SNSの主戦場はスマホの中である。
SNSの価値はアクティブユーザーでほぼ決まるが、facebookは劣後していった。Instagramを取り込んだが、その勢いは止まらなかった。
留まらない、承認欲求のリンゴを齧りたがるユーザー達。
SNSの舞台を変え、閲覧の多い流行りの方へ行くだけ。
facebookはその場所をメタバースに移そうとしている。いち早く。
ただそれだけなのである。
メタバースの世界で起こること、それは単に承認欲求が満たされ、満たしたいが為では終わらなさそう。その人間的な新しい欲求を満たす場所になり得るか。
facebookーMeta の課題としては欲求、意義、価値を発明する事なんだと思う。ただそれは秒で参入可能な概念になり、あたたく間に後発が生まれる。
そりゃそうなんだが、facebookの弱いところは、このSNS、メタバースもいずれ参入障壁が低くなり、ライバルが増える構造が目に見えており、結局今回と同じ運命を辿るのだ。
OS、それに誘うハードを普及させ、ユーザーに利益をもたらす事だ。その数そのものが参入障壁になる。
Metaは本当のプラットフォーム、世界、を想像することができるのだろうか?
メタ株が25%急落、米史上最大の時価総額喪失した。
今日はそんな日だった。
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