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どうしても赦せない人 DAY11

1.あなたの使命は?

昨日の記事では、私がどうやって自分の使命を知り、守護霊に守られているか、神の分霊であると信じているのかについて書きました。私は、たくさんの人に、人生の意義を見つけてほしいと心から願っています。守護霊に翼はありません。神とは特定の人種や姿ではなく、万物を動かすエネルギーです。神や守護霊は、誰かを無罪放免にする存在でもなければ、自由を奪うものでもありません真実に即し、中立で、魂を向上させるための存在であり、人々から見えなくても確実に存在します。

もしあなたが自分の使命を思い出したい、守護霊のシグナルをキャッチしたいと思うのならば、まずは、加害者のことや被害者としての自分を考えるのではなく、自分自身の内面を深く掘り下げて考えてください。そして、中立的な立場で自分の言動や考え方を反省してみてください。それにより、自分がどんな感性を持っているのか、どんな選択をしてきて、どんな間違いを犯してきたのか、そしてどんな使命を持っているかが、少しずつ浮き上がってくるのではないかと思います。

2.自己質問リスト

(1)あなたがリラックスできるのは?

  • 場所?(家、学校、職場、店、自然環境、人が多い場所、など)

  • 誰といるとき?(家族、友達、恋人、ペット、一人きりのとき、など)

  • 状況?(飲食、スポーツ、風呂に入っているとき、何もしないとき、読書、スマホ、編み物をしているとき、など)

  • それはどうして?(嫌な人と会わないから、その作業が好きだから、出来上がりの結果が好きだから、など)

  • リラックスしているときは、自分のことが好き?それとも自己否定してしまう?自分を過大評価している?

(2)やってて苦にならないこと、自発的にやりたいこと、好きなことはなに? (趣味がなければ食べることでもいい)

  • する必要がなくてもやりたいことって何? (読書、スマホいじり、手芸、旅行、掃除、買い物、スポーツ、料理、子どもと遊ぶ、人と会う、食べて寝る、など)

  • それをしてるとき、夢中でやっている?(何も考えずに没頭。楽しくて仕方ない。集中してるつもりでも、嫌なことが頭をぐるぐるしている、など)

  • それはなにがきっかけで好きになった?(小さいころからずっと好きだった。人に勧められた/流行していたから。自分が上手にできなかったので繰り返し挑戦したら、いつの間にか好きになっていた。つい最近始めてはまっている、など)

  • それをあなたの仕事に活かしていますか?(趣味と仕事が同じ。趣味とは全く関係ない仕事をしている。趣味を仕事にできたらいいと思っている、など)

  • その趣味を通して、あなたは何かの形で、社会に提供できませんか?(ボランティアとして地域の子供に料理を教える。ブログでコツを教える。趣味はないが、お金を福祉施設に寄付できる。今は余裕はないが、考えてみる、など)

(3)あなたのしたいことは? (やりたいことがなければ、たとえば、旅行でもいい)

  • 今、お金が30万円あったら、何をしたい?(旅行、買い物、ジムに通う、貯金、寄付、起業、親孝行、勉強、など)

  • 旅行するなら、どこに行ってみたい?(海外、温泉、富士山、イルカショー、など)

  • 具体的にどんな行動をしたい?(夜景を見る、食べたことがないものを食べる、買い物、有名な所に行く、羊をさわる、写真を撮る、など)

  • 誰と行きたい?(家族、恋人、友達、ペット、一人で、など)

  • それをしていると想像している今、どんな感情を持った?(自由、創造する力、挑戦、昔を懐かしむような感覚、愛情、お得感、自信、わくわく感、など)

  • それが誰か/何かを害することでなければ自分が楽しいことを選択して、幸せに生きようと思う?(日ごろ節約して、年に一度は自分のやりたいことをやってみようと思う。月に一度は自分の生き方を反省して、幸福度をチェックしようと思う。週に一度は自分に使う時間を増やす。毎日少しずつ、なりたい自分になる努力をする、など)

(4)ふっと思い出して嬉しかった/楽しかった一瞬は?

  • 人との思い出では?(バスで席をゆずってもらったこと、誰かにその服が似合うってほめられたこと、子どもの頃に家族と外食したこと、など)

  • 自分だけのいい思い出は?(昨日弁当が半額だったこと、学生のとき好きな人を遠くから見ていたこと、道に迷ったけどなんとか到着できたこと、など)

  • ものとの思い出は?(初めての彼女にもらったチョコ。一年書き溜めた日記。死んだ父が描いた絵、など)

  • その思い出は、あなたにどんなエネルギーをくれる?(いいこともちゃんと起きているという理解、満足感、安心感、愛し愛されたこと、人とのつながり、など)

  • 自分がしてもらって嬉しかったことを誰かにやってあげたい?(すでにそうしている。やってみようと思う。今はまだ興味ない、など)

(5)あなたが得意なことは?(何も得意じゃなければ科目でもいい)

  • 得意な○○はなんですか。(テニス、クイズ、数学、など)

  • 得意な分野では暗記が得意ですか(年代や公式を覚える、など)、考えることが得意ですか(なぜそうなるのか、など)、それとも体/指を動かすことですか(手作業で組み立てる、など)。

  • それは大きな努力をして得意になりましたか、それともうまれつき/特に努力した記憶がないのにできるのですか。

  • その特技を自分の生活に応用していますか?(買い物での暗算、誰かの誕生日を暗記できる、今後の予想を立てる、問題が起きたときの背景を考える、家の修理、など)

  • その特技を人や社会に役立てるとしたら、どんなことができますか。(便利なものを発明できる。町おこしの企画を立てる。美化活動のボランティア、など)

(6)夢を見ていますか?

  • どんな夢でしたか(怖い夢、楽しい夢、意味が分からない夢、夢は覚えていない、など)

  • 夢は色付きですか?(カラー、白黒、たまに色付き、わからない、など)

  • はっきり覚えている夢はありますか。(子供の頃、数年前、昨日、全く覚えていない、など)

  • どんな人/動物/ものが登場しますか。(数字、文字、幾何学模様、一面の色、家族、友達、お化け、怖い人、優しい人、知らない人、など)

  • どの時代のどんな場所が出てきますか。(現代風、昔風、未来風、知らない場所、知っている場所、宇宙、家、病院、学校、森、地獄や天国、など)

  • 夢を見た後、どう感じましたか?(誰かに謝らなければならない、人を恨んではいけない、現実から逃げてはいけない、あの人に会いたい、悔しかった、愛されていた、守りたい、守られたい、懐かしい、怖かった、など)

  • その夢のあと、何か考え方や行動を変えましたか。(考えてから行動するようになった。特に気にしていない、など)

(7)良心は痛みませんか?

  • あなたが悪いことと知って罪悪感を多少持ちながら、実際に悪いことを誰かに/何かにやってしまったことがありますか。(嘘や悪口や嫌がらせ・観衆としていじめに加担・見て見ぬふりをする・助けを求められて助けない。環境汚染や動物虐待。盗み、詐欺、軽犯罪や重犯罪に加担する)。

  • 自分や自分の大事な人が悪いことをされたら嫌だけど、自分に関係ない人や自分が嫌いな人には平気で、なにか悪いことをしたことがありますか。(だます、傷つける、馬鹿にする、嘲笑する、など)

  • 不注意で、大事故を引き起こすかもしれないことをしたことがありますか。(ガソリンスタンドで喫煙。運転中にメッセージを送る。エスカレーターの最上部に到着したのに、前に歩き出さずにぼーっと立ち止まってしまい、後ろの人が衝突してきたことがある、など)

  • 勝手に被害妄想をして、相手を加害者だと決めつけていませんか。(向かい合わせの乗客がスマホを見てくすっと笑ったとき、自分が笑われたと思って、因縁をつけた、など)実際は、自分が加害者だったという可能性はありませんか。

  • 嫉妬や妄想を膨らませて、嘘の噂を広めたことはありませんか。(結婚している同僚が誰かと浮気していると思い込んで噂を流した、など。)

  • 誰かを一方的に叩いている週刊誌/噂を信じて、正義感から非難/中傷をしたことはありませんか。週刊誌/誰かが言っている論拠が、本当に正しいという証拠はありますか。

  • あの人がこんな悪口言ってたよ、など嘘をついたり、話を大きくしたりして、他人の交友関係にひびを入らせたことはありますか。

  • 自分が善悪の判断ができない6歳以下のときに、取り返しがつかないことをやってしまったことがありますか。(ふざけて動物を水死させた、腹が立ったので家に火をつけた、など)


  • 過去や現在の過ちにおいて、自主的に自分の責任を認めました。少なくとも、相手から追及されたときに、自分がやったことを認めましたか。

  • 自分がしたことによって相手が受けた損害を認識して、後悔しましたか。被害者に対して、直接、真摯に謝りましたか。

  • その人が被害を受けた時間、お金、気持ち、社会的信頼度、遂行できなかった業務、そしてその人の周囲が受けた影響に対して、何を償いましたか

  • 自分が加害をしたことで、霊界で神と同じ視点に立った自分の良心が、自分を過不足なく、正当に裁きます。罪の償いのための転生があり、今度は自分が被害者の立場になることを知っていますか。心の中だけで反省しようと、別の人に親切にしようと、自分が行った悪事に対しての責任は消えません。

  • もう二度と加害をしないと誓い、今世での生き方を変えましたか。自分の周りや街中、ネット上で、誰か困っている人がいたら、助けていますか。

(8)被害者意識にとらわれていませんか

  • 一方的に加害をされた場合だったとしても、恨みを捨てようと思っていますか。加害者には必ず罪を償うことになり、被害者が傷ついた分は埋め合わせがあります。それでもなお、相手を恨み続けると、自分のなすべきことができなくなるとわかっていますか。

  • 自分が誰かに傷つけられたからといって、うっぷんばらしに、無関係の誰かに悪意を向けていませんか。

3.不運は因果応報かもしれない

この世は理不尽なことが起きます。しかし、もしかすると、不運だと思えることが、実は、利子を付けて返ってきた、あるいは分相応の自分の悪行の結果かもしれないのです。

私は、現在住んでいる国で、ある虫に足首を刺されて、激しい痒みと共に、極端に大きく腫れあがり、目を引く赤紫色になり、スカートやサンダルがはけなくなったな、と思いました。そのとき、はっと思い当たる節がありました。それは、中学生の時、ある難病にかかっていた同級生の皮膚の色と同じであることに気付いたからです。

一人の男子生徒がその人にひどい言葉(キモイ、化け物、など)を浴びせかけたとき、クラスでは誰もいじめに加担しなかったけれど、注意もしなかったのです。その男子生徒は、みんな黙殺していたのをいいことに、自分が力を持っているかのようにふるまい、1年間のなかで4回くらい、その人に冷たい言葉を浴びせているのを見ました。その人は、何も反論せず、ただ悲しそうにうつむいていました。

私はその人を気の毒に思っていたので、その人に話しかけることで、その人が孤立しないようにしました。その人に話しかけていたのはごく少数だったので、心の中で、自分は人を傷つけていない、同情している自分はえらい、と勘違いしていました。その自分の愚かさを強く思い出したのです。おそらくクラスは、自分がいじめに加担しなかったことから、自分はいい人だと思い、傍観者でいることに誰も罪悪感を持たなかったと思うし、記憶にさえ上らないと思います。

自分が、あるいは自分の子が、その人の立場だったらどう思うでしょう。誰も助けてくれないという絶望感、人間不信に襲われたのではないでしょうか。見た目が人と違うからといって、その人は幼児期から差別されていたのかもしれないし、自信を失い、自分に課せられた役目を果たせずに消極的な人生を送ったかもしれません。もし、誰か一人でも悪事を注意できていたら、クラスはその人を助ける方向で団結し、それによって加害者は悪事をやめたかもしれませんそして、クラスも、傍観に罪はないなどという間違った思い込みを持たずに済んだのではないでしょうか。その人は、誰か勇気あるバックアップがあれば、自信のある人生を送れたのではないでしょうか。その子の親は、もしクラスが守ってくれていたら、嬉しくなって、もっと善行を社会に還元したいと思ったのではないでしょうか。

私は、腫れ上がった赤紫の足首を見るまでは、自分が傍観者であった過去のできごとを忘れていました。加害者を注意することもできず、同じようなクラスの傍観者たちに善い手本を示すこともできず、被害者を救うこともできず、ただ、自分は善人だと思いこんでいたのです。

それが忘れてしまった頃に、現世での因果応報としてこの赤紫の腫れが現れたのだとしたら、利子が大きくついて返ってきたともいえます。しかし、その人の心の痛みに比べれば、跡が残るかもしれない赤紫の腫れが、大きな利子と言えるでしょうか。これまた、その人の心の痛みを過小評価し、自分の苦しみを過大評価した自分の過ちに気づきました。

連絡先も知らないし、過去に戻って謝ることもできないのに、自分が傍観者でありながら罪悪感さえ持っていなかったことを、深く神に懺悔しました。自分が霊界で、その人に対してこの罪の償いをしようと思うこと。来世ではそんな失敗は繰り返さないと誓ったこと。それから、今世で誰かが苦しんでいたなら助けになる言葉を届けようと決めたこと。もちろんこれらの現世での行動が、中学時代のその人に直接届くわけではありません。しかし、霊界では、思念は直接伝わります。

私の足は、かなり時間をかけて痒みと腫れがなくなり、やっとその色が元の肌色に戻りました。これが因果応報だったという証拠はありません。しかし、私の魂レベルで、自分が臆病者で偽善者であったことを学びました。

4.恨みを捨てて

加害者や、知らないふりをした傍観者に対して、あなたが赦せないという思いを抱えていたとすれば、今回の記事を読んでどう思いましたか。加害者側が、長い年月を経て因果応報を受けて気づき、自分の愚かな行動を謝りたい、償いたいと後悔している可能性もあることがわかってもらえたでしょうか。

また、自分は一度も加害者側ではないと思っていた人が、実は、知らないところで誰かを傷つけていた可能性、そして不運と思えることが因果応報の可能性もあることについても知っていただけたでしょうか。そして、全ての罪は償いによってしか昇華できず、更生のための転生が繰り返され、一方的に痛めつけられた被害者は霊界で埋め合わせがあります

人は、思い違いをしたり、愚かさや間違いに気付かないことがあります。相手が心から反省しない限り、今、赦す必要はありません。しかし、相手を恨み続けるのは、自分を痛めつけるだけで、相手に反省を促すことはできません

明日もう一つ記事を書いて、それから旅行に出かけます。赦せないという思いを抱えた人の心が、一人でも多く安らぎますように祈りを込めて。必ず、心は癒されるときがきます自分の使命を思い出し、支え合って生きていける社会をみんなでつくりましょう

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