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夏月

七月の残暑に狂いだすドーパミンが
耳元で囁く

「お前は誰にも必要とされてない」

蝉の鳴き声にかき消されたその一言で

私の闇が覚醒した。

私はもう誰にも愛されてないし
愛することもできないだろう。

このまま、朽木のように、死んでいこう。

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