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正義という言葉が僕は嫌いだ

正義という言葉は不正確な言葉だ。

子どもにわかりやすいイメージを伝える手段として「正義の味方」という表現を使うのはまだ理解できる。

しかし

正義なんてものは明確に存在するものではないから

実社会で使うには不適切ではないか。

正義なんてものは人それぞれが持っているので人によって違う。

自分の正義を振りかざしたとき、

相手の正義は悪になる。

代表的な例が資本主義と社会主義の話だ。

これはいずれもどのように人が豊かな生活をできるかという話を別の角度で考えたものであり

それそのものに正義も悪もない。

しかし、国同士の喧嘩の大義名分、道具として扱われた結果

正義が資本主義で社会主義は悪のような印象がつけられた。

本来であれば互いの良いところを採用し悪いところを補って

よりより考え方をつくっていくもののはずなのにだ。

個人の話でも同様で

昨今よく炎上という言葉が使われるが

たいてい大したこともない、ましてや他人には関係のないことに対して

自分の正義にのっとり他者を攻撃することが見られる。

正義なんてものは不確かなものでそんなに大層なものでもない。

自分の中に正義を持つのはいいが他人に押し付けるものでもない。

さて、こうした正義についての考え方として適切に表現した漫画の台詞(1コマ)を2つ紹介して終わりたい。

ワンピースより
「正義は勝つって!?そりゃあそうだろ。勝者だけが正義だ!!!!」

鋼の錬金術師より
(正義なんて曖昧でうわついた言葉よく言うぜ)という言葉に対して

「なんだって使わせてもらうわよ。みんな好きでしょ?「正義」って響きが」

ちなみにその後に別のキャラクターが
「だな。先に行ったモン勝ちだ」と続けます。


正義なんてそれくらいのものなので
そんなものに振り回されたくないし、
そんなものは人を攻撃する理由にはならないというお話

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