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僕と頭の中の落書きたち【映画感想文】

先日、NETFLIXで配信終了が予定されている
「僕と頭の中の落書きたち」
という映画を見ました。

原題は「Words on Bathroom Walls」。

邦題って、素晴らしく上手に訳されているときと、邦題のせいで興味が失せるほどイマイチな時がある。
今回の映画は、観る前は後者だと思っていました。

人に勧められるまでは絶対に見る気が起きなかっただろうと思います。

それでも、鑑賞後には邦題の意味に納得しました。
原題よりも物語の真の部分を突いているのではないかと思うほどです。

あらすじ 【ネタばれ無し!】

この作品は、統合失調症をもつ高校生の主人公と、
その周りの人々の話です。

一人っ子で母親と暮らす主人公のアダム。
料理が好きで日頃から研究し、シェフになる夢を持っている。
ある日母親がボーイフレンドを連れてきて三人で暮らすことに。
そんな中、学校の理科の授業で、実験中に幻聴・幻覚の症状が出て乱闘騒ぎを起こした主人公は停学処分を受ける。
高校3年という大事な時期に転校した彼は、さまざまな環境の変化の中で病気と向き合い、生き方を模索していく。

感想

この映画は、アダムの視点を中心に物語が進みます。
アダムがみているもの、聞こえるもの、すべてがダイレクトに視聴者に届くのです。
私は未熟ながら統合失調症について詳しくなかったので、この映画の丁寧な心情描写に助けられ多くの学びを得ました。本当に見てよかったです。
※あくまでフィクションの作品ですが。

私がこの映画で心に深く残っているセリフがこちらです↓

自分の闇やゆがみを、愛する人に見せるべきだ。

僕と頭の中の落書きたち

これは病気がどうとか関係なく、全人類に言えることで。

大切にしたい人の前で自分の弱さを見せるのは怖いけど、その勇気は自分を認めてあげるための勇気でもあるのだと。
この映画から学びました。

あとがき

私は映画を見終わった後にWikipediaやFilmarksで監督、俳優等を調べるのが大好きです。

今回も鑑賞後いつも通りネットサーフィンしていると、
この映画の音楽を担当しているのが
The Chainsmokers だったことが判明しました。
鑑賞中1回だけ「音楽いいな~」ってなんとなく思って、
「まあ気のせいか」なんて流してたら、全部チェインスモーカーズだったんかい!!
びっくりですよ。
映画音楽を手掛けるのは今作が初めてだったらしい。
知ってからYouTubeでサントラをリピートしてます!笑

NETFLIXでは配信がもう終わってしまいますが、皆さんももし機会があればぜひ!見てみてくださいね😊

それでは、また!

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