横瀬町地域おこし協力隊 十代田(ソシロダ)

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最近の記事

種採りシーズンがやってきた!

梅雨を迎えぬまま6月も半月が過ぎました。 今年は桜の開花も遅かったりまだ5月なのに極端に暑かったりと天候がますます不安定になっているなぁと感じています。 そんな中、夏野菜の定植と並行して冬野菜の種採りを進めています。 種採り作業は種が完熟するまで株を畑に長期間おいておかなければならなかったり、殻との選別作業などなかなかの時間と労力がかかりますが、その土壌や気候に適した逞しい種を受け継ぐことができます。 ※ただしアブラナ科は交雑しやすかったり、また登録品種は種採りが禁止されて

    • 醤油はどうやってつくるの?

      わたしたち日本人にとってごく日常的な調味料=お醤油ですが、ではなにを原料にしてどうやってつくっているのかと問われると、大豆と小麦を、、、はてさて? 小川町の横田農場での4日間の醤油づくり講座に参加し、醤油が実に奥深い発酵食品であることを体感しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 小川町をはじめ、近隣一帯の農家は、大豆や麦を作って自分たちのお味噌やお醤油を毎年仕込んでいた時代がありました。 ~ 中略 ~ その昔、お醤油を仕込む時期になると近所の小さな醤油屋がリ

      • 「育ててつなごう!タネのリレー」はじめました。

        タネには固定種とF1種があり、現在流通している多くがF1種です。 もっとも大きな違いは固定種が種採りして子孫をつなぐことができるのに対し、F1種は一代限りのタネで種採りして撒いても同じような野菜には育たないという点です。(詳細は野口勲著「タネが危ない」をご一読ください。) このことは畑をやりはじめてからはじめて知った驚きの事実でした。 それまで慣行農法、有機農法、自然農法など栽培方法ばかりに目を向けていましたが、野菜の命の源であるタネにこんなに大きな違いがあるとは。 先祖から

        • 自然と共に生きるには、、

          先月、下吉田のやまなみ会館にて催された「君の根は。 大地再生にいどむ人びと」上映会に参加しました。 なにせ舞台がアメリカなのでスケールの違いこそありますが、農業・漁業・畜産業それぞれの立場から自然と向き合い諸々の問題に取り組む姿はこれからの在り方を考えさせられました。 年々気候変動が勢いを増す中、これからは自然を搾取するのではなくわたしたち人間が自然に適応して生きていかないとここに暮らせなくなる日がやがてやってくるのでは、、 ただ悲観的になってもしょうがないので、じゃあどうす

          竹伐りシーズンがやってきました!

          今年も竹伐りの時期になりました。 1年のうちで竹の水分量や養分が最も少ない10月~12月に1年分を伐り出します。 竹林に入るとまず首をグーーーンと上に伸ばして竹を見上げます。 竹の曲がり具合や枝葉の様子を見てそれがどんな竹かをじっくり観察します。 他にも竹の太さや節の高さ、節間の長さ、何年生か?など見るポイントはいくつかあるのですが、コレだ!という竹があっても伐って運び出せるかが最終的な判断材料となります。 竹細工作業やスマホなど普段は下を向くことが多いのですが、たまに上を見

          竹伐りシーズンがやってきました!

          【23年度8月活動報告】借金なし大豆の花が咲きました。

          こんにちは。 9月になりました。 日中はまだ暑い日が続いていますが、夜には秋の虫の音が聞こえはじめ季節の移ろいを感じます。 8月は長めのお休みをいただいていたので久し振りに圃場へ。 行くまでは、 この厳しい暑さにやられていないか… 草の勢いに負けていないか… 雨不足で干からひていないか… などなど良からぬことはかり思い描いていました。 ところがどっこい! そんな心配を他所に野菜たちは見事に草と共生していました。 周りの草たちが野菜を厳しい日差しから守り、虫の住処となり、また地

          【23年度8月活動報告】借金なし大豆の花が咲きました。

          はじめまして。

          埼玉県所沢市出身の十代田 千暁(ソシロダ チアキ)です。 2020年に横瀬町へ移住してきました。 〇主な活動  ①竹の活動・・・竹林整備と地域資源を活かしたものづくり  ②農の活動・・・遊休地の活用と秩父在来種野菜の育成と種採り  ③農産物加工品の活動・・・小麦や大豆を中心とした加工品の開発と販売 〇これまでの活動報告  ① 竹林の実地調査、整備、切り出し・運搬    無煙炭化器による竹炭づくり    竹製品の商品開発  ② 小麦(農林61号、ハナマンテン、スペルト小麦)