ブッダマシーン

\グー♪/

ブッダマシーン

\グー♪/

マガジン

  • エピソードトーク

    過去のエピソードをこねくり回しています

最近の記事

アイススケートとバブルティー

 カナダで1週間ホームステイをしていた時、ホストファミリーに連れられてアイススケートに行った。アイススケートは初めてだったからワクワクしていた。  靴を履き替えていざ氷の上に立ってみると、体勢が全く安定しない。自分のバランス感覚が絶望的なことをすっかり忘れていた。転ぶ、立ち上がる、また転ぶ。何度も尻餅をつき、とにかく体が痛い。思っていたのとはまるで違う。こんなはずじゃなかった。  このままではどうにもならない。一旦、リンクから上がることにした。すると、補助台のようなものが

    • スイカ割り

       小学生の頃、子ども会で川遊びに行った。サワガニを捕まえたり、水鉄砲で遊んだり、流しそうめんをやったり、とにかく楽しかった。  その後、スイカ割りをすることになった。スイカは他の遊びをしている間に川で冷やしていた。    じゃんけんの結果、自分がトップバッターで挑戦することになった。スイカ割りをするのは初めてだったから、とてもワクワクしていた。タオルで目隠しをされて、ぐるぐる回った後、いざスイカを割ろうと前を向いた。すると、タオルの隙間から周りが見えることに気づいた。  

      • 家出

         小6の頃に一度だけ、家出をしたことがある。理由を詳しくは覚えていないが、たぶん些細なことだった。確か、父親に理不尽な理由で怒られたと感じたからだ。とにかく、当時の自分は納得できず、家出をすることにしたのだった。  その日はサッカー教室に行った帰りで、大体夜の8時頃だった。無計画で、とにかく家から離れたい一心だった。金も持たずに飛び出したので、とりあえず遠くを目指して歩くことにした。当時、花粉症の減感作療法のために通っていた耳鼻科が家から歩いて3、40分のところにあったので

        • 楽しい蕎麦打ち体験

           小学生の頃、家族で手打ち蕎麦体験に行った。蕎麦を自分で打つのは初めてのことだったから、好物ではなかったけどテンションが上がっていた。  楽しんで作業をしていると、急に背中が猛烈に痒くなってきた。とんでもなく背中が痒い。とにかく痒くてしょうがない。あまりの痒さに、途中で何度も作業を中断してしまうほどだった。お店の人に背中を仰いでもらったりしながら進めていった。  結局、なんとか蕎麦が完成した。いざ出来上がった蕎麦を目の前にしても、食欲よりも痒みの方が強烈だった。とは言え、

        アイススケートとバブルティー

        マガジン

        • エピソードトーク
          8本

        記事

          VS 鳩

           気がつくと広めの屋上にいた。手には大きくて細長い木の板を持っていた。すると、目の前に灰色の鳩が1羽飛んできた。そこで、この鳩を殺すことにした。特に理由はなかった。ただ、目の前に鳩がいて、ちょうど武器を持っていたからだ。 
 木の板を鳩に目掛けて振り下ろした。しかし、木の板は重たく、動きが遅くなってしまった。鳩は軽々と避けると、飛び上がってそのまま勢いよくこっちに突っ込んできた。こちらはまだ木の板を振り下ろしたままで、隙だらけだ。ものすごい速さで飛び込んでくる鳩は、クチバシが

          1円玉

           ある日コンビニでちょっとした買い物をした。会計の時、小銭を出そうとしたら1円玉が滑ってそのまま募金箱に入ってしまった。その1円があればピッタリ払うことができたが、別にそんなカツカツでもなかったので、募金したと思って諦めて金を出すことにした。  しかし、募金箱に入った時の俺の「あっ、入っちゃった…」みたいなリアクションを見た店員が、慌てて1円玉を渡してきた。  恥ずかしかったので、その1円を受け取るとピッタリで会計を済ませて、レシートをもらわずに逃げるように店を後にした。

          誕生日会

           小学生の頃、Kの誕生日会に誘われた。俺とKはまあ話したことあるけど特に遊んだことないな、という仲だった。ただ当時の自分はそこまで深く考えず、「誕生日会」という単語にテンションが上がったから行くことにした。  そこからはプレゼントを選んだりしてワクワクしながら過ごした。Kが誰と仲良いのかを知らなかったので、誰が来るのだろう?というのも楽しみだった。  そんなこんなで当日を迎えた。プレゼントを持ってKの家に行くと、KとKの家族に優しく迎えられた。他の友達はまだ誰も来ていないな

          ザリガニをデカくする方法

          小学生の頃、ザリガニを飼っていたことがある。用水路で捕まえたものだった。可愛がっていた。一度、脱皮する際、理由はわからないが右のハサミを失ってしまい、その後しばらくはアンバランスな見た目をしていた。そんな少し馬鹿っぽいところも可愛かった。  ある日、小学校でザリガニの話をしていると、友達(以下B)もザリガニを飼っていると分かり、話が盛り上がった。するとBが、ザリガニの水槽に入れる水をミネラルウォーターにしている、と言い始めた。本人曰く、そうすることでザリガニが大きく育つらし

          ザリガニをデカくする方法

          小説を書こう

           ふと、小説を書いてみようと思った。理由は特にない。書きたい題材があるわけでもない。そこで、とりあえず頭の中で色んな物語の種を転がしてみるがどれもパッとしない。  それに、そもそも小説の書き方がわからない。勿論、気の向くままに書くのも良いと思う。ただ、折角書くのだからより良いものを作りたい。完成した作品を自分で読み返して楽しめるくらいのものを目指したい。  Safariに「小説 書き方」と打ち込み、検索をかけた。すると“初心者向け!簡単な小説の書き方!”のようなサイトがず