音楽視聴の時間

最近、昔ほど音楽を聴いてないのはなぜだろうか。音楽のサブスクはたくさんあるが、私は、YouTube Music Premiumを使って音楽を聴いている。しかしながら、サブスクあるあるだが、いつでもそのコンテンツにアクセスできるとなると、かえって人はそのコンテンツをいうほど消費しない。沖縄の人は身近すぎて海に入らないというが、音楽のサブスクは、私にとって、まさに沖縄人における海のような感じで、いつでもアクセスできるのに、それほど使い倒していない。まず朝の通勤時、駅までの徒歩約10分。この時間は、iPhoneのAir pods proで聞く。駅について、乗車してから職場までもそのまま聞くかというと、そうではない。私の自宅の最寄り駅は、職場のある都心の方向へ向かう始発列車の駅であり、ホームで並べば、ほぼ、座れる。座れると、なんとなく、動画鑑賞・タブレットで読書というパターンになる。どうも、座れると音楽を聴くより、集中してコンテンツを消費したいという意識になるからだと思う。一日の仕事が終わると、帰宅時、最寄り駅から自宅までの間がまた音楽鑑賞の時間になる。以上、平日の外出時は、駅から自宅までの間が音楽視聴の時間ということになる。行きが10分、帰りがお店によったりして大体30分。合計、40分ほどである。帰宅すると、部屋には、Bluetooth対応のアンプと、それに接続されたそこそこいい値段のスピーカーがある。なので、じっくり音楽を聴くかというとそうでもない。入浴・食事をした後は、ゲームをしたり、動画視聴など、そもそも音楽を聴くという選択肢が最初から外れているというか、頭に浮かばない。これは、音楽視聴より、もっと優先したいコンテンツがあり、そっちの方が先に頭に浮かぶからだと思う。
 次に思いついたのは、音楽のサブスクがこれほど普及するまでは、音楽は、お店でCDを買うか、ツタヤなどのレンタルショップで借りて聞くスタイルだったということだ。買う・借りたCDは、サブスクと違い集中して聞く。タワーレコード、今はないwaveの試聴コーナーで、お店のスタッフがポップで書いたお勧めの曲を視聴して、いいと思ったCDは購入した。ディスクユニオンへ行って、流れていた曲をいいと思い、お店の人に今流れているCDは何ですかと聞いて、その場で購入したこともあった。こうして、購入したCDは思い入れがあって購入しているので、自然、集中して聞く。だいたい、3,000円前後なので、元を取りたいという気持ちも働く。レンタルショップで借りた場合、返却期限があることから、当然これも集中して聞いた。返却期限のない、サブスクとは違う。
以上、
1.音楽以外に消費するコンテンツがたくさんある。
2.1のコンテンツ消費のため、音楽を聞く時間が長くとれない。
3.CDと違い、いつでも聞けるので、かえって聞かない。
のが理由だと分かった。この3パターン。私以外もけっこう当てはまる人が多そうな気がする。


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