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36、クワガタ採り その2

また、クワガタ採りに、行ってきました。今度は、誰もいない、山に連れていかれました。

いきなり、その友だちが、「朽木(くつき)」へ行こう!と言ってくるんですよね。家から、車で一時間のところにあると言います。

とにかく、山の中だから、涼しいと言うので、涼しいと聞くと、ぼくも、OKしてしまいました。

しかし、そのクワガタ採り。何故、夜ばかりに行くんでしょう。

夜にならないとクワガタが出てこない、と言うんです。

とにかく、ぼくは、クワガタ採りよりも、ドライブが好きなんですよ。ドライブなら、お兄ちゃんでも、お姉ちゃんでもついて行きます。

朽木まで、一時間!一時間も、ドライブできるの?しかも、そんな涼しいところ、連れてってくれるの?

と、わけもわからず、大喜びです。確かに、クワガタ採りに行くのは嫌ですが、ドライブに友だちと行けるなら、歓迎です!ほいほい、ついてきました。

車は、どんどん、どんどん、山の方へ。ラジオも入ってこない、山の方へ進んでいきます。

気がつくと、山の森につれていかれました。辺りは、ほとんど、暗くなってます。ここで、前回みたいに、三匹捕まえたら、もう、帰ろうと、言っていました。言っているのに、友だちは、「いや!十匹だ!」と言います。

まさか、冗談だろう?そう思いながら、懐中電灯をかしてもらい、車を停め、暗~い、暗~い、森の中へ入っていきます。

誰もいません。友だちと、ぼく二人だけです。暗~い、暗~い、森の中へ、何しに行くんだ!と言わんばかり、友だちは、夜の森の中へ、クワガタを探し求めに入っていくんですよね!

も~、帰ろうよ~

と、言うんですが、その友だちは、夜の森の中で、一生懸命、懐中電灯を照らし、クワガタを探します。

なにをそんなに、虫を捕まえたいのか!ぼくは、根本からして、理解できません。

でも、一人にされるのが恐いので、その友だちの後ろについてきます。

八時になりました。もう、森の中は、真っ暗です。

もうええやん!帰ろ!

と言うと、友だちは、仕方なしに、帰ろか?と許可をくれました。

助かった~

生きて、家へ帰れる~

ほっとしました。

まあ、結構、アウトドアに関しては、マニア寄りの遊びが好きなようです。

クワガタも、珍しければ、珍しいものを捕まえた方が、友だちは、楽しいと、言うのです。

まったく、理解できません。

でも、帰りは、山を降りた、コンビニでアイスを買い、二人で食べながら帰りました。

ドライブだけは、すごく楽しかったです!

今度のクワガタ採りも、また、ぼくは、ドライブ目的でついていきます!

なんでしょう。クワガタ採りが、ディナーのメインだとすれば、ドライブは、デザートみたいなものなのでしょうか。

とにかく。楽しかったら、万事OKです。また、友だちに、ドライブ、連れてってもらいます!

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