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60、お母さん、ごめん、もう少しだけでも

今日の歩数 一万歩目指して、ウォーキング行っても、一万歩いってなかったから、町内一周、プラスした。

町内一周と言えば、お母さんと歩く練習をしてたコースだ。

最近は、もう、へっちゃらになって、そこを歩いても、お母さんのこと、考えなくなってたけど、今日、また、ふと、お母さんのことが頭によぎった。

手紙とか、写真とか、お母さんがそっちで寂しがらないように、一生懸命、書いたり、眺めたりしてるけど、そんなことしてたら、お母さん、ぼくのことが心配で、成仏できないかも知れないね。

お母さんが、今、何考えてるか。それこそ、霊媒士さんに頼まなきゃわからないね。

お母さんが、家にいたころは、判断をできるだけ、お母さんがするようにしむけて、委ねてきたけど、この判断は、お母さんが決めることではなく、ぼくが決めることかも知れない。

お母さんの成仏を願うか、それともこの世ですがるように、見守ってくれることを願うか。

でも。今、ぼくは、一人でさみしいんだよお。友だちもたくさんできたけど、結局、毎日、孤独で孤独で、仕方ないんだよお。

もう少しだけでも、お母さんのこと、考えさせて。せめて、もう少しだけ、あと少しだけでも、もっと、長くお母さんといたい。

せめて、もう少しだけでも。

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