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トライ&エラーで大事なのはエラーかもしれない

私はもしかしたら、トライ&エラーに狂っているのかもしれない。
今までの人生でも、今やっている会社でも、これからやりたい事業でも、「トライ&エラー」なしに語ることはできないと思っている。

採用要件として、私が幹部以上に求めるのも、「PDCAを高速で回してトライ&エラーをできる人」。
もちろん、今いる社員にも「トライ&エラーできること」を求めたいと思っている。
今日は、私が大事にしたいトライ&エラーへの思いを書いていきたいと思う。


「すぐ行動」の奇行は功績になる

あるきっかけで経営者になろうと決意してから、私はとにかく「すぐ行動」を徹底してきた。というのも、私は考えることも大事だと思うが素早く動くことは更に大事だと考える。動くことができると、経験した事実を基に深く考えることが出来る。

まさに、考えてから走るというより、「走りながら考え、考えながら走る」を繰り返すタイプの人間なのである。
たとえば、周りの人から見たらこんな奇行ともとれる行動を「すぐに」行うことにこだわってきた。

  • タウンワークでとりあえずちっちゃい会社を見つけて、「給料いらないからかばん持ちさせてください!」と押しかける(とりあえず経営者の近くで経営者とは何か学ぼう)

  • トラックの運転手(起業にはお金が必要だ&運転している間オーディオブックで勉強できる)もちろん運転中は安全第一!

  • 光回線の営業(会社をひとりで始めるなら営業力は必須&法人携帯の営業ならどこの業界の法人にも顔出せるな…)

どれも始めるのにしっかり深く考えるなんてことはしていない。思い立ったらすぐに実現までのプロセスを組み立て、始めるのどれもに1週間もかからなかった。

「トライ」のスピードは誰にも負けていなかったと思う。

この、「とりあえずやってみる」おかげでいろんな人に出会えたし、本当に勉強になったと思っている。

傍から見たら奇行とも捉えられるトライ&エラーをくりかえしたことで、「経営者になる」という夢を実現することができたのだ。
そして不思議なことに、今は当時の奇行もひとつの「功績」として受け入れられてしまっている。

他人がどう行動していようが、しばらくたったら忘れられるか良いように解釈されるだけ。
トライ&エラーをするのに、周りの目を気にする必要なんてない。


エラーを怖がるな

奇行を繰り返して無事経営者になることができた私だが、今でもトライ&エラーは繰り返し続けている。

たとえば、新しく事業を始めるとき。
普通は市場調査から進めることが多いだろう。でも、私は市場調査はほとんどやらないと決めている。時間と人件費をかけて、ただの市場調査を始めるくらいなら、かかるコストを最小限にして、とりあえず始めてみるのだ。

市場調査では結局のところ、この市場がいいのか悪いのかしかわからないが、実際に始めてみれば他にもいろんなことがわかる。始めて見れば嫌でも市場調査がしたくなるし始動前よりも精度は高くなる。
そして、ここでわかったことは今後他の事業を立ち上げるときや、既存事業を伸ばすときなど、いつか必ず役に立つはずだ。

ただ、せっかく「トライ」をしても、意味のないトライなこともある。
それは、「エラー」を出すのを怖がったトライだ。毎度毎度、本気の「トライ」に価値がある。

「負けたときの言い訳を考えておこう」
「このままうまくいかないかもしれない」

勇気を持ってトライをすると、必ずと言えるほどこんな状況にぶつかる。
でも、エラーがでるのを怖がるのはもったいない。エラーと対面して傷つくことを恐れて本気で成功しようとしない姿勢でのトライでは得られるものは限りなく少ない。

ちゃんとエラーを出さないと、なぜエラーが出たのか、どうすればよかったのかという学びが一切得られなくなってしまう。

だからこそ、「やめておこう」と尻込みするのではなく、「今なら何か見つけられるかも」と粘ってみることが大事。
エラーを怖がらずに本気で粘り強くトライすることにこそ意味があるのだ。

トライ&エラーで活躍できる場を増やせる

トライ&エラーはなにも、起業する人や事業を立ち上げる人など、特別な人がやるべきことではない。
どこにいても、やるべきことだと思っている。

たとえば、何か社内でやりたいプロジェクトがあったとき。

「このプロジェクトやってみたいけど、まだこのスキルが足りないから○○ができるようになったら…」なんて考える人は、もったいない。
せっかくのチャンスを逃してしまう。

チャンスをつかみたいならとりあえず手を挙げて、トライしてみることが大切なのではないだろうか。本気のトライであるならばやりながら全力で不足を補い、不細工でもこけながら前進し成功の確立を0→1以上にできる。
手を挙げてトライしてみれば、エラーを出してもきっと学びを得られるはず。

そして、周りにもきっと、エラーの改善を支えてくれる人が現れ、自己成長できるはずだ。

だから、MARKSの社員にもトライ&エラーを推奨したい。
誓って、MARKSではトライから出たエラーを責めたりはしない。

MARKSは、出たエラーから改善のPDCAをどんどん回していける人にこそ活躍してもらえる場所でありたい。

だからこそ私自身もトライ&エラーを繰り返しながら、トライ&エラーを続けられる会社を作り続けていきたいと思う。

最後に、トライ&エラーを行うにあたって「捨てる覚悟」と「全力でやる覚悟」でトライし、エラーに「向き合う姿勢」と「次につなげる姿勢」を持って淡々と実行すれば自身の成長と成功は間違いないと思う。


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