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中東駐在で感じたカルチャーショック

はい、ポンコツです。プロフィール画像ですが、顔が「おでんくん」に似ていることからおでんくんにしています。今回、そろそろ駐在に来てある程度の年数が経ち、自分の中では当たり前になってきましたが、カルチャーショックを受けたこと紹介したいと思います。

どこの駐在員にも苦労はあると思いますが、参考程度に共有をしておきます。

海外出張にお父ちゃんが付き添いだとーーーーー??

一つ目はこちらです。私は営業をしていますが、部下にインド人 2名、パキスタン人 1名、アラビア人 1名を携えています。恐らく多様性という意味で、なかなか無い経験をしています。私のようなポンコツが上司だと無茶苦茶きついと思いますが、私は一切、気にしないです。

さて、このアラブのスタッフです。入社間もない女性なのですが、例に漏れず、イスラム教の戒律に従い、顔を一切見せておりません。1年以上一緒にいますが、目しか見たことがないです。(真ん中です)

さて、そんな彼女と初めて海外出張に行くとなったときに、彼女から「おとうちゃんも出張に着いてきていい?」と聞かれました。

頭の中が真っ白になりました。頭の中に色んな疑問が舞い込んできました。

「 出張に?もしや客先との面談も?待て、おとうちゃんも交渉に参加スルノカ?その場合はおとうちゃんをたてるべきか?」、「そもそもおとうちゃん何しに来るんだ?夜ご飯も参加スルノカ?出張旅費はどうすべきか?」「おとうちゃん、そもそも仕事は???」

よくよく聞くと、おとうちゃは往復の飛行機に着いてくるものの、向こうでは日中は好きに過ごし、夜は娘と一緒にご飯を食べるということでした。会社から航空券・宿泊費・出張手当がつかないことを念のために説明、了承を得ました。私が了承を得るのも変な話ではありますが。

実際、同じ航空便で出張に向かうのですが、現地集合であるため、出発ロビーや機内の中ではおとうちゃんに会いませんでした。というか避けるため、私は出発ロビーでは隠れていて、機内への登場もわざと一番最後に乗り込みました。

実際に現地に到着後、荷物受け取りを待っていると、私を呼ぶ声が。「ハーイ、ポンコツサン」、ローカルスタッフのアラブ人女性だ。その横に185cmぐらいの強面のおじさんがいるではないか、やたら睨んでくるではないか。「私がポンコツです、お会いできて光栄です」とへりくだりながら先制攻撃をするポンコツ、向こうはニコリともせず「そうか、よろしくな」と言われました。

なんで、こんな上からなんだ、日本だともう少し和やかにいくだろ、と思いつつも、一緒にそこからホテルへ向かうという衝撃の体験をしました。

時間を概念はどこに行った?なぜ、そんな車潰れるの?

時間にルーズというのはこれは社内外問わず、驚かされました。日本にいたときは電車の遅延があったとしても、就業時間に間に合いそうであれば、最寄駅から汗かいてでも走って会社に向かったものです。

一度、夏の日に寝坊し、駅まで走って家から向かった時に、死ぬほど私は汗かいてました。周囲がドン引きするほど、汗がしたたり、電車の中に水たまりが出来たことがありました。その時は満員電車でしたが、私の周囲50cmに空間が出来たのは良い思い出です。一人で「これが覇王色の覇気か」と喜んだものです。

ただ、こちらではそんな人は1人もいません。お客も平気で遅れます。体感として時間通りに始まった会議は一つもないです、そして誰一人悪びれる人がいないのも面白いです。

前日遊び倒しているのか朝は遅刻が非常に多いです。会社から家まで10分ぐらいの人から、始業一時間前に「交通渋滞で遅刻します」と連絡がきたときは、理解が追いつかず、私の英語力の問題かな?と悩んだものです。

また異常に車の故障率も多いです。私は日本で10年落ちの型式の車に乗っていましたが、一度も故障したことはありませんでした。しかし、こちらでは「車が故障したので、リモートワークをします、メンテナンスに出すのでリモートワークをします」というのが非常に多いです。

「え?自分、毎週車壊れてない?」なんて人もいます。「え?そんな車で街中走ってて、逆にそれはいいの?」とも思いますが、誰も何も言わないので、気にしないことにしています。

こういったものは可愛らしいので、本当に面白くていいのですが、本当に許せないカルチャーショックもあるので、次回以降は「怒りに満ちた海外駐在員の悩み」も書いてみたいと思います。

以上



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