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THE FIRST SLAM DUNKへの想い

THE FIRST SLAM DUNKみなさんは鑑賞されましたか?

私は、5回鑑賞しました。
なぜ、同じ映画を5回も鑑賞したのか、映画スラムダンクの魅力、勝手な考察を久々の記事に投稿してみようと思います。
(※ネタバレ含みます)

①オープニングがカッコ良すぎる。
この映画の最大の魅力は、原作スラムダンクの素晴らしさという土台があるのは当然のこと、その土台を何倍も魅力的にしてくれる映画音楽の秀逸さが際立っていたと感じます。
BirthdayのLove Rocketのベースの音に合わせて、まずは手書きの宮城が登場、その後、一人一人現れて、5人揃って歩き出すそのオープニングのセンスの良さに鳥肌が立ちました。
さらに、山王が王者たる階段上段から降りてくる。。
このオープニング、中毒性があるというか何度も見たくなる 笑

②宮城の過去
原作では描かれていなかった、リョータの過去。
リョータが9歳のとき、父を失った直後海の事故で大切な兄ソータも失う。
2人の家族を失い悲しみに暮れる母を守る決意をするものの、バスケで活躍していた兄のソータを超えられない葛藤を抱き、母ともうまく向き合えないリョータ。

③過去の葛藤を乗り越えたシーン
神奈川から故郷沖縄へリョータが一人で戻り、以前兄と過ごした洞窟へ行き今までの悲しみ悔しさという感情を最大限に流すかのように号泣するリョータ。
その後、海の煌めきを見ながらスッと上を向き、何か吹っ切れたように走り出すリョータ。
私は、この時リョータの中で、自分の中に自信を感じ取れた一瞬だったように推測しています。

④山王戦の面白さ
王者山王との試合にはドラマがたくさんあります。
全国制覇を夢みるもなかなか仲間に恵まれなかった赤木。
2年間のブランクを悔やむ三井。
素人桜木の断固たる決意(背中を痛めて選手生命に関わると言われても自分の栄光時代は今だからと最後まで出場する桜木)

2年間のブランク故自分を責めがちで体力ボロボロの三井が、3Pシュートを決めた後にヘロヘロになりながらも赤木と軽くグータッチするシーンは本当にグッときます。

ラスト5秒で勝利を諦めずに背中が痛くても走る桜木と、その実力を認め信頼し最後パスを出して託す流川。
犬猿の仲の2人が近づいて力強くタッチするシーンは熱いものが込み上げてきます。

いつも桜木が落ちているシーンで、必ずその助けになるのが流川という存在なんですよね。
山王戦以前のさまざまな試合でも、口は悪いが、いつも桜木を奮起させていたのは流川だし、素人で生意気だけど、体力や集中力、パワーがある桜木を誰よりも理解していたのも流川なんだと私は思っています。

⑤勝利後の宮城が上を向くシーン
勝利後皆が抱き合って喜んでるとき、リョータだけは上を向く。
このシーンは、「兄ちゃんが倒したいって言ってた山王を俺が倒したよ。乗り越えたよ」って亡きソータに向かって伝えているように感じました。
バスケをしている姿を見るとソータを思い出すから試合を見れずにいた母が、それを乗り越えリョータの試合を見に行き、心から「行け!」と応援する。
母子ともに長年の苦しみから少しずつ現実を受け入れ、前を向いて歩きだしたように感じました。

TH E FIRST SLAM DUNK を見ると、乗れ超えれない試練はない!と感じさせてくれ、活力がみなぎること間違いなしです。

おしまい

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