見出し画像

世陸・泉谷選手に見る経験こそ最大の攻撃!

 いよいよ

世界陸上プダペストが始まりました。


既に、男子100m、男子110mハードル、女子1500mと期待された競技が終了しました。(8月22日現在)

期待通りに、男子100m・サニブラウン選手6位、男子110mハードル・泉谷選手5位という素晴らしい成績を納められました。

 世界で8人しか残れないファイナリストの誕生でした。
女子1500メートルの田中選手は、女子5000mで輝くところを期待しましょう。

泉谷選手といえば、今回がほぼ初めての世界的アスリートとしてのデビューではなかったでしょうか。
又、日本においても、泉谷しげる以外の泉谷として記憶に残ったのではないでしょうか


「世界のアスリート・イズミヤ」の準決勝から決勝レースで思うこと。


 :準決勝1着通過の時
 ゴール直前で力みが抜け,淀みのない突き抜けを感じました。
 決勝3着のロバーツ選手(アメリア)に競り勝ちましたが、予選ではありますが、決勝のことを考えてライバルより先着することを戦略としたのか、
自然に身体が反応したのかは、本人のみ知ることですが。

:決勝入場シーン
それまで入場してきた選手が大なり小なり、飛んだり、跳ねたりのパフォーマンスをしている中で、泉谷選手は、日本選手がよくするお辞儀などの挨拶もなく、ただひたすら歩いてトラックに出ました。(解説の木村さんは「いい顔してます」と解説・日本の解説者はどんな時でもプラス思考で素晴らしい!)
私は緊張しているなと思いました。スミマセン・(_ _))ペコッ

 しかし次の優勝候補ホロウェイ選手もほぼ同じ感じでトラックに出ました。
私はその時点でこの二人が金・銀ではないかと期待を込めて思いました。(泉谷選手の緊張は真剣さの極地とポジティブへ変えている自分がいました。)

 結果は、ホロウェイ選手1着金、ロバーツ選手3着銅、泉谷選手5着、世界で5番目に早い短距離ハードラーの誕生でした。

レース終了後の泉谷選手に思うこと!

泉谷選手は、
レース終了後もしばらく、真剣な表情で、いろいろなところ、景色を見まわしていました。
口惜しさというものを表面的には感じませんでした。

 ところが、3着のロバーツ選手に声を掛けられると、素敵な笑顔で答えていました。
なんとなく素朴だけど、若いのに紳士さが伝わってきてこちらも笑顔になりました。

レース後のインタビューで!


レース自体が素晴らしかった、楽しかったと本当にさわやかで素敵な笑顔で答えていました。そして、今日の「キモ・経験」の話をしていました。
短期間で3本走る(特に同じ日に短時間で2本)スタミナが必要あることを。
 
 レース前解説で木村さんも「3本走る設定」を考えてきていると、ポジティブに言われていました。(自らの経験から出ている貴重な言葉でした、後から考えると心配していたのかなぁとも思います)
この短時間で2本は、準決勝で先着しているロバーツ選手との関係を見ても、最高レベルでの奥深いレースなのだなぁとつくづく感じました。

そういえば、ダイヤモンドリーグで優勝した時は、1本勝負でした。
それだけに、泉谷選手から「スタミナが必要という課題」が早速出たのは貴重な経験をした証です。まさに「伸びしろだらけ」
この貴重な経験が、パリでは最大の攻撃となることでしょう。

★サニブラウン選手でも同等のことを感じる!


サニブラウン選手も男子100mも、準決、決勝と2本走る時間の間のことを言われていました、(昨年のオレゴンとの比較でも)
サニブラウン選手も準決勝で2着で決勝に進みました。
二人とも同じようなシチュエーションだったのでしょうか。

最後に明日も早起きが出来て満足!


 泉谷選手が「体育会系的のりではない強さを感じるのは順天堂大学出身だから?泉谷選手からは「イケイケ」的な感じがしません。三浦龍司選手も同じ匂いがします。
そういえば、三浦選手も順天堂大学だ!3000m障害決勝23日AM4:40分過ぎスタート)などで、今日も早起きが出来て満足です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?