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数学的に考える

「数学的に考える」とは、一体どういうことか。

私が思いつく限りでは、
数字を使って考えることをいうのか
論理的に順をおって考えることをいうのか
このどちらかあるいは両方かなと


「数学的に考える力をつける本 (著:深沢真太郎)」を読んで
この著者は、数学とはコトバの使い方を学ぶ学問であると述べている。

数学では、コトバで論理的に解を導いていく。
これが数学がコトバを学ぶ学問であると主張する理由である。
確かにコトバを使うというのは他の科目にはない数学という学問にしかない特徴なのではないかと感じる。

自分が高校生のときのことを思い出しても、
国語や英語では、読解力が問われており
物理や化学では、現象を正しく把握しているかが問われている
という印象を持っていた。

数学だけは、解法を理解することも大事だったが
解までの道程をどのように採点者に分かるように
論理の飛躍がないように記述できるかが重要であった。

「仮に」や「したがって」というコトバを用いて、解に至るまでを論理的に説明することが数学では重要であった。

だから、著者が言うように
数学=コトバを学ぶ学問
というのは、自分的にはそうだなという印象であった。

しかしながら、
誰もがあまり意識してこなかった
「数学とは何か」に対してここまで言語化しているため
自分の中で忘れ去りそうになっていたものを再び思い出させてくれて日々の生活の。

普段意識していないことでも、意識してみると
意外と他の分野でも応用できたりするものなのかと。

おそらく、学生時代に数学を学んだきりになってしまっている人が多いのではないだろうか。

数学とはどういうものだったか
数学を日常で一体どのように活用できるのか
この本を読んで、認識したら面白いだろうなと感じました。

良く耳にする
「数学は社会では役に立たない」
という主張を一蹴することができるなと
読んでいて1人で楽しんでいました(笑)


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