報酬の考え方

こんばんは!

連日、外来仕事が大忙しですが、そろそろ本気でしばらく医師を引退しようかと思い始めました。が、これまではなかなかやめられませんでした。

まずはそんなトホホな話しをお送りします。


それもこれも手持ち資金をクリニック建築にだいぶ突っ込んでしまったため(これまで〇千万円ほど持ち出ししています)、働かないと最近抱えたばかりの住宅ローンなどを払ってしまうと生きていけなくなるからです。

先行き考えずここまできましたが、みなさんには人生設計をもっと細かく作っておくことを強くオススメします。

そんな自分にも好機が訪れました。

ついに、ついに!!!銀行が動いてくれましたぁーーーー。。。これでしばらく安心して生活ができます。ありがたやー。

わかりやすく言うと借金ができた訳ですが、事業を興すことで返す見込みを立てているので、それに関してはまったく怖いとかは思っていません。額がものすごいですが、必ず結果で返そうと思います。


多くの人はここまで無鉄砲なことはやらないはずなので、自分の収入と支出のバランスを考えて生活しておられると思います。

最近よく「クリニックの求人詳細はどこに書いてありますか?」という質問を受けます。出してないです。

そろそろそういったものも出さないといけないなと思いつつ、条件を出すことでいろいろな誤解を生んでしまいそうなのでギリギリまで引っ張りたいと思います。あくまでも人柄採用、紹介採用を目指します。

そこで今日は、そんな自分の考える「働くことに対する報酬」について考えてみたいと思います。

報酬は得るもの?与えられるもの?

さて、みなさんはこの質問になんと答えるでしょうか。

自分の中では完全に得るもの。それは権利であり、雇用契約というものを元にした結果として考えています。もちろん若い頃からそういった考えだったかと言うと違いますが、お金のこと、社会のことを勉強していくうちにその様な考えに至りました。

こう考えると、どんなに下手な仕事をしても同じ報酬が得られたり、決まった額の賞与が毎年出るなんておかしな話だと思います。そんなことしていたら成果が上がるはずはありません。


なんとしてでも報酬を得る。そういった貪欲な考えが期待されます。勝ち取った報酬であればそれがどんな価値を持つかどうかも分かってきます。

報酬が月給だとすると、どこに何割の額を使うのかを予め考えていれば、おのずと生活の質というものが決まって来ます。そういったことを全く知らないうちから社会に出てしまうので、働いているのに生活できていない大人が生まれています。

ファミリハつくばではそこんところもみんなで学んで行く場にしたいと思っています。


月給30万の価値とは

ひとつの目安。月給30万。いろいろな手当を含んだり、残業代などで少し変わるかも知れませんが、年収400万円程度を想像してください。

月給30万円の場合、手取にすると約24万円と言われています。6万円は税金や厚生年金、雇用保険などの社会保障費で控除されます。

その額で生活が成り立つのか。。。ちょうど自分の医師1年目と同じくらいの額ですね。京都の病院です。

そのときは病院から徒歩2分の宿舎に住み、救急外来に休日出勤してお昼をごちそうになり、夜は先輩と飲み歩いていました。

お金なんてほとんど使わず、貯まりに貯まって1年の終わりにハーレーダビッドソンを購入していました。

かなり幸せなこんな人もいます。


お金は相対的な価値なので、人によって様々です。

形を持たない報酬

さらに目に見えない価値もあります。高い給料だけど、通勤時間が長かったり、残業が当たり前だったり、お昼ご飯が食べにくかったり、そもそも働いていて楽しくなかったり。これって幸せになれますか?

自分はクリニックの院長となりますが、そこまでして自分の資産を増やしたいわけでもなく、良いリハビリと小児医療の仕組みを作りたいと考えているだけです。そこで働くスタッフにも最高の環境を用意し、後に続く人材を育たいと思っています。

経験であったり、人と人との繋がりであったり。
家族との時間も大切にして欲しい。

まったくない仕組みを作っていく経験なんて、今後二度と味わえないと思います。

この環境に飛び込み、給料なんてなんぼでも関係ないぜ!!っていう、気持ちの強い方お待ちしております。


あ、でもそれなりに普通の求人くらいの報酬はあるので、気になる方はぜひお問合せください。


中川将吾
小児整形外科専門ドクター


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