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不登校の家族に、周囲はどう関わる?

私はこれまで、企業の広報の仕事をやってきたので、自分がnoteを続けていく上で「何をテーマ」にするのがよいのか悩みすぎて、はじめるまでに時間がかかってしまった。

でもそれと同じくらい大事なのが、「誰に読んでもらうか」だ。

「不登校家族の自立・成長」がテーマだから、読んでもらう対象も、不登校の当事者と家族だとぼんやり思っていた。

でも先日「みんみん」こと井上みはるさんという方の講演を聴いて、考えを改めた。タイトルは「子どもが学校に行きたくない!と言ったときに知っておくといい10のこと」。

この方は、新聞社に勤めていたのを出産を機に退職し、公教育に疑問を持ち子供のためにサドベリー・スクール(子どもの自主性を尊重し、学校運営にかかわるスタイルの学校)を作った4児のパワフルなお母さん。
「一度公立学校に行ってみたい」という子どもに許可を与えて学校という選択肢を選ばせる、という全くの逆発想のユニークな方だ。

非常にアットホームな会で、参加者は10人ほど。
お話も固定観念を揺さぶられる、そしてとっても愛のあるお話だったのだけど、びっくりしたのが不登校の当事者が私も含めて2人くらいしかいなかったことだ。皆さん「今は普通に行っているけど…」とか「必ずしも学校に行かせる必要はないと思っているけど…」でもその時のためにと来られていて、よく考えていらっしゃる!

一方、私はことごとく、みんみんさんが話す「よくある失敗」を重ねていて、「1年前に聴いていれば…」と、泣きそうになってしまった(というか少し泣いた)。

そんなことから、このnoteは、今は子どもが普通に学校に行ってる方にも知ってもらいたいなと思った。

という経緯で、このnoteを書いた。

https://note.mu/familylifeshift/n/nb1328332a0ef

Twitterでシェアして、最近知り合った友人には届いた、と思った。

…だけど、待てよ。。私がメッセージを届けたい人は、もっと近くにもいるのでは…。
思い立ってFacebookと、LINEのタイムラインに記事をシェアした。「我が家は元気にやってます」という近況報告をかねて。

思えば、Facebookの投稿は、数か月前の悩みの真っ最中に書いたものが最後であった。
その際はそんなに反応がなかったので「あんまり皆最近は、Facebook見てないのかなー」くらいのことしか思わなかったが、今回はいろんな方からメッセージをもらった。

「ずっと気になってた」とすぐにコメントくれた飲み友達。
「会いに行くよー」と数年ぶりにLINEくれた幼なじみ。
「自分には子どもはいないけど…」と想像をめぐらせてくれた友人。
「実は、自分の子もそうだったんだよ」とメッセンジャーで連絡してくれた先輩。
直接会った友達からも、「あれ、読んだよ…」と声をかけられる。

……心配してくれてたけど、声かけられなかったんだな。。と悟った(気づくの遅い)

不登校の家族は、私自身も含めて、正直、世間の目が気になってしまうことも多い。逆もまたそうで、なんとなく声をかけにくいのではないだろうか。

だから、どうしてもコミュニケーションが閉鎖的になってしまいがちだし、当事者同士の方が話しやすいので偏ってしまいがちだけど、まずは身近な友人、知人にオープンに伝えて、理解してもらえる人を一人でも多く見つけることが大切だと実感した。

もし考えが異なり、離れていく人がいれば、それまでのことだ。

マイノリティでも、怖がらずに一般的な社会とつながり、当事者でない理解者を増やすことが、結果的に生きやすくなると確信している。

必ず、応援してくれる人はいる。



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