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離乳食が伸ばす子どもの主体性

はじめに

こんにちは。
Twitterのつぶやきをnoteで解説してます、ふぁみりあすのあゆみんです。

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離乳食は子どもの主体性を育てるチャンス

tweetには離乳食って書いたけど、幼児食の3歳ぐらいまでの子どもたちにとって大切なお話ですね。だいたい、お箸使うにはちょっとおぼつかないところがあるかなぐらいのお子さんまで。 この時期に、食を通してたっぷり五感を育むことが主体性につながっていくんです。
3年間って意外と長い感じがしますけど、口の中の味覚を感じる期間も3歳ぐらいに完成していくんですね。だから、0歳の離乳食開始から3歳ごろまでの期間ととらえています。
3歳までのは、全身の感覚が休息に育っている時期なんですね。中でも食事って、すごく五感を使う、感覚を使っていく行為なんです。
まず見る。それから、触れてみる。くんくんって匂い嗅ぐ。そして、口の中に入れる。口の中でも触覚が働きますね。手で触ったのと違う感じがするな、なんてことを感じる。味を見る。それから噛む。咀嚼の力ね。 口の中でもグモグモグ、コリコリコリとかって音も感じてる。
食べるという一連の動作の中に、これだけの感覚が働いているんです。私たちは、普段あままり意識していないけど、食べることで五感がフルにはたらいているんですね。そうやって感覚が育っていくと、自分の中で快と不快っていう、生命の基本、一番ベースになる感覚が刺激されます。自分にとって心地よいのか、それとも不快なのか。もっと触れたい、味わいたいものなのか、嫌で遠ざけておきたいものなのかっていう感覚が、食事を通して芽生えていきます。 そうすると、子ども、というか人間は、やっぱり心地よいものを自分の中に取り入れていきたいから、それを選択しようっていう意志の力、それから自ら動く主体性が育っていくわけです。
だから、食事って実はものすごく大事なんです。エネルギー補給だけでなく、感覚や主体性も育てているわけですから。

手づかみ食べは食べ物との対話の時間

 日本では、離乳食っていうと、大人がスプーンで口元まで運ぶスタイルが主流。大人が横についたり、お膝に乗せて、「はい、あーん」って言って食べさせることが多いですよね。これだとね、子どもが自分のペースで、自分が気になるものを選んで食べることができません。

主体的に離乳食を食べさせるにはどうしたら良いか。
おすすめしたいのが、手づかみ食べ。できたら、離乳食を始めた時から手づかみで食べさせてほしいんです。最初は、テーブルや床のお掃除はちょっと大変ですけどね。数ヶ月もすればだいぶ落ち着きますから、ちょっとがんばって試してみませんか。もし、大変そうって思うようだったら、おかずだけは手づかみにすると、ハードルが下がりますね。
一つ、見落としがちな大事なポイントがあって、足が床についているように座り方を調整してください。足元に台を置くだけでもいいですよ。噛む時って上から下にグイッて力が入るります。足元がプラプラしてると力が入れられないんですね。だから、足を踏ん張って力が入れられるように、足元は平らな面に接している。これが大事です。
イギリスのBLWという離乳食法でも、手づかみ食べが取り入れられているんですよ! ご興味ありましたら、こちらのサイトをご覧くださいね。
https://babyledweaning.or.jp/about_blw/

私は、手づかみ食べのメリットだとかは知らなかったんですけど、たまたまそのスタイルだったんですね。はじめは、 例えば昆布とか、スルメ、あと少しやわらかいくらいの人参をスティック状にしたのとかを選んでましたね。昆布やスルメはオヤツにね。いつまでも噛んでられるから、自分で持ってハムハムハムってずーっと噛んでましたよ。その姿がかわいくて、よく眺めてました。

1歳になる前くらい。
手にしてるのはゴボウ(笑)!


子どもって大人が思っている以上に、赤ちゃんのうちからね、自分の中にこうしたいとか、これがいいっていう意思を持ってるんですね。 ただそれをなかなか大人に伝わる形で表現ができないだけ。手づかみ食べをやってみるとわかるんですけど、 本当にね、自分で触って感覚を楽しんでいたり、その後にこれを口に運ぼうって決めてね、自分で口に持っていくんです。 ただ何となくやってるのかなと思いきや、かなり考えてるんですよ。

なぜ主体性が育つのか

手づかみ食べにすると、どうして主体性が育つのでしょう。
そこには「感覚」「選択」「発見」という3つの要素があります。
感覚については、最初に書きましたね。手づかみによって、たくさんの感覚を使って食べ物を感じています。
選択。動作の一つひとつ、全てが選択ですね。どれに手をのばすか、触るのか触らないのか、口に入れるのか握りつぶすか、飲み込むか、吐き出すのか。子どもの動きを見ていると、あぁ自分で考えているんだなっていうのが見えてきます。
そうやって選ぶ、すなわち決めるという自発的な行為を通して、発見しているんですね。
「このオレンジの平たいのはちょっと固いけど、噛むとだんだん甘くなるぞ。もっと食べたい」「なんだ、このミドリのクタッとしているのは、持つと何かが垂れてくる。ゲッすてよ」
赤ちゃんのようすを言語化したら、こんな感じでおしゃべりしているかもしれませんね。
感覚を通して発見を繰り返す。これが手づかみ食べでは、赤ちゃんのペースで思う存分できるんです。何かを発見した時って、人に伝えたくなりませんか? 「あっあぁー」ってたくさん声を出しているのは、発見の喜びをママに伝えてるんですよ。翻訳こんにゃくがあったら、どんな発見をしたのか分かるでしょうね!
伝えたいし、ママがどう思うのか聞いてみたい。この感触はなんて言うの? この食べ物がほしい時はどうしたらいいの?
赤ちゃんの内側から湧き上がる欲求にママが応えることで、赤ちゃんは知りたい、伝えたいっていう思いがもっとふくらみます。応えてもらえる喜びを感じます。
この感覚が、食べること以外にも広がっていくと、自分でやってみたいっていう意欲、すなわち主体性になっていくんですね。
そして、こうした感覚と主体性が育つことによって、人に自分の思いを伝えたい、話したい、聞きたいという対話の欲求につながっていきます。
だから、食は対話の原点なんです。豊かな心を育てていきたい、人の気持ちのわかる子に育てたいと思ったら、離乳食から始めてみてください。うちの子、もう大きいんだけどっていう方も大丈夫ですよ。声かけの工夫でいくらでも子どもの主体性は育てられますから。お食事の時に、どんな感覚がするのかな、もっと欲しいかなって意識できるような声かけをしてみてくださいね。
手づかみ食べ、ぜひ試してみてくださいね。

終わりに

食べるって、生きるために絶対必要で日々繰り返されること。だからこそ、そこで育まれる力ってとっても大事なんですね。ちょっと大変なのは事実だけど、それでもトライする価値があるって思ってます! 子どもの食を思うと、自分の食生活もちゃんとしなきゃなって思いますね。甘いもの、減らすかー(汗)!

それでは、また明日!
皆さん良い1日をお過ごしください。じゃあね、バイバーイ!!


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