平日朝の動きを香盤に落とし込んでみた

前回の投稿からずいぶん間が空いてしまいました。
定期的な投稿を心がけねば。

さて、今回は僕の平日朝のスケジュールを、普段の業務（撮影時）で必ず作成する香盤に落とし込んでみたら、見えてくるものがあったので投稿します。

【香盤とは】

ことばの由来は香炉の一種とのことで、今では映像や演劇などで用いられるタイムスケジュールです。私たち映像業界では香盤なしには1日の撮影の段取りが組めず、クライアントやスタッフ、出演者など多くの関係者が動く現場では非常に重要になります。
香盤には、入り時間、各カットの撮影時間、小道具、衣装、食事、セッティング時間、注意事項などなど撮影に必要な情報を全て書き込みます。

実際の香盤

僕が身を置く映像業界では香盤を作るのは制作部の仕事です。
かくいう私もこれまで何度も香盤を作ってきました。
我が家の平日朝を香盤に落とし込んでみたのが、これです。

我が家の朝香盤

我が家で朝イチに起きるのは私です。理由は誰よりも早く起きられるから。
そして、できるだけ妻の睡眠時間を確保させてあげたいから。
6:30に起きてから8:50に次男を保育園に送って帰宅するまでを分刻みで香盤にすると、2時間ちょっとが濃密に見えます。いや、実際やること多いから濃密なんですけど。
長男は7:45、次男は8:15がケツになるので、それまでに撮影じゃなかった、朝の準備を終わらせるために、妻と協力し合ってそれぞれできることをキャストじゃなく、子供たちの要望に合わせてこなしていきます。
備考にあるように、子供たちのその日の気分や体調で不測の事態は起きるんですけど、前提としてかわいいからOK。

お互いの長所と短所を補い合う

妻は朝は弱い、僕は朝に強い（お互い深夜まで仕事してることもあるし、女性は日々体調の変化がありますから）。
子供たちは大好きなママにお世話してもらいたいので、その裏で物理的な家事は僕がやる。
僕の方が出かける準備にかかる時間が短い。着替えて帽子でも被ればすぐに出られる。
長男は比較的、朝に強い。そして小学1年生なので、ある程度自分の準備をやれる。
次男は朝は弱く、自発的にはまだできない。

家族全員で補い合えるからお互いにそこまでストレスなく、時間どおりに毎朝を過ごせる。

これって撮影現場でも同じことなんだと思います。
周りを見て、周りに気を配り、やるべきことをやる。

最後に

独身時代は超不規則で6:30起きなんて考えられなかったですけど、
いざ、自分がその立場に置かれてやらなくてはならないとなると、
やれるもんですね。
そういえば、長男が生まれたばかりの頃に、
夜泣きをあやしたり、早朝から起こされたりした時に
これからこれが日常になるんだと思うとゾッとしたことを思い出しましたが、今となってはなんてことないですね。
むしろ、こんな朝がいつかは終わると思うと、寂しいとさえ思えてきます。

さて、次回は夕方〜夜を香盤に落とし込んでみようと思います。