見出し画像

「稼げるトレーナーでいたい」と強く思うワケ

「トレーナー」は稼ぐべき

個人事業主として11年、法人化して4年になりますが、

必然と「稼ぐこと」と向き合ってきた時間でした。

「毎月決まった日に給料が振り込まれる」という経験を一度もしたことがないので、

・どうしたら稼げるか?
・どうしたら安定した経営ができるか?

を常に考えてきましたし、プロフェッショナルな先輩達に話を聞きに全国へ足を運びました。

結論としては、長く活躍されてるトレーナーさんや安定した経営をされているジムオーナーさんは、

「稼ぐことを真剣に考えている」

という、シンプルなただ1つの共通点がありました。

そして僕自身もそれを意識して約15年トレーナーを続けてきました。


その先輩達の中には、

「生活できるだけの稼ぎがあれば十分」

「好きな仕事をしているだけで満足」

というマインドの人は、誰一人いませんでした。


「稼ぐ=悪」ではない

そもそも仕事は「お金を稼ぐこと」です。

・やりがいを感じる
・人の役に立ちたい

と考える人もいますが、これはボランティアでも可能なことです。

実際ボランティアでトレーニング指導される方もいますし、その行為自体は僕も否定しません。

ただ「プロ」ではないですよね、お金をいただいているわけではないので。

お金を払ってトレーナーをつける人と、タダでトレーナーに指導してもらいたい人では、そもそもの「層」が違います。


話を戻して、ではどうしたらお金を稼げるのか?

それは「価値を提供すること」です。

価値の対価として交換するのが「お金」です。

コンビニでお弁当を買うのも、ロールスロイスのような高級車を買うのも、消費者がなにかしらの「価値を感じている」からですよね。

軽自動車の新車が500万だったら高いと感じますよね。

けれども、ロールスロイスの新車が500万だったら安いですよね。

同じ価格なのに、安く感じたり高く感じたりするのは、「価値が違う」からですよね。


僕らの業種でその考えを当てはめると、

お金を稼げてるトレーナーは、それだけの「価値を提供できている」ということになります。

稼げないトレーナーは「価値が提供できていない」もしくは「価値があることを認知されていない」ということになります。


つまり、お金を稼ぐことを否定したら、自分自身の仕事の価値も否定することになります。

僕はプライドを持って仕事をしたいので、質の高い「価値」を提供して、その対価としてしっかりお金をいただきたいと、いつも考えています。

「お金を稼げない仕事をしている」と自分自身で思うことは、プロとして精神的に良くないことだと思ってます。

好きな仕事も稼げなければ続かない

そんな僕も、今でこそこういうマインドでいますが、

元々は「好きなことが仕事に出来て嬉しいな」と感じている、平凡なトレーナーでした。

ただ「好きなことが仕事にできている」喜びは最初の数ヶ月だけです。

そこからは店舗家賃の支払い、備品購入、人件費。

家族がいる人であれば生活費、学費など、お金が必要な機会が次々とあらわれます。

嫌でもお金と向き合うようになります。


そして、「好きな仕事ができていること」よりも「自分の仕事がきちんと世の中に立っているのかどうか」の方が充実感のバロメーターになります。

①お客様がたくさんきて、喜んでくれるお客様がたくさんいる。お金の心配もない。

②お客様もまばらで、期待に答えられずお客様ががっかりしている。来月の家賃の支払いでいつも頭がいっぱい。

誰でも①の状態が良いと思うはずですが、①も②でも好きな仕事をしている状態であることは変わりません。

それでも「好きな仕事ができれば良い」と思えるかどうか、です。

僕は到底思えないです。

お金の心配がないからこそ目の前のお客様に向き合えるし、新しいことを学ぶ精神的な余裕も生まれます。


つまり、

「好きな仕事をしている満足感」

ではなく、

「お客様に満足してもらえるサービス」

を提供しなければ意味がありません。

お客様に満足してもらう仕事を継続的に提供するには、そのための勉強も必要ですし、自分自身の気持ちの余裕も必要です。

それらを手助けしてくれるのが「お金」になります。

職人もビジネスマンのマインドが必要

お金を稼いで豪遊したいわけではなく(そういう人もいるかもしれませんが)、

お金を稼げば、さらに質の高いサービスを提供するための「投資」にお金につながります。

「生活ができるだけのお金で十分」

と考えていては、投資するお金もなければ、価値の高いサービスを提供して稼ごうという意欲も薄れます。

あとは僕個人で言えば「稼がなくても良い」「自分のやりたいことができればいい」というマインドが甘えや言い訳になる気がするので、

「プロのトレーナーなので、しっかりお金を稼ぎます」

ということをいつも口にするようにしてます。

専門家が「お金を稼ぐ」ことを発言すると職人気質の日本では嫌がられますが、

稼いでいる人とそうでない人のサービスの質を比べると、稼いでいる人の方が圧倒的に質が高いんですよね。

稼ぐために真剣になり、そのために価値を提供する必要があり、そのために日々努力する。

何も悪いことじゃないですよね、競争のある資本主義社会では自然なことです。

もちろん「お金がすべてじゃない」と心から思える人は素晴らしいと思います。

ただ僕自身は心からはそうとは思えず、稼ぎたい気持ちは年々強くなっているので「稼ぎたい」と口にします。


ロックバンド「KISS(キッス)」のジーン・シモンズや、

ロックアーティスト矢沢永吉さんも、「成功してお金を稼ぎたい」と昔から口にしています。

結果的にお二方とも70歳になった今も現役のロックアーティストである実業家です。


トレーナーという仕事が素晴らしいから長く続けたい。

そのためには日々腕を磨いて、最高のサービスを提供し続ける。

そのためには「稼ぐ」ことが必要不可欠。


そんな風に考えて、今もトレーナー活動しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?