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筋トレが続くのは「4%」


筋トレの効果があるのは分かってる


最近面白かった本がこちら ↓

様々なデータをもとに、筋トレが「病気予防」「睡眠」「メンタル」に

いかに好影響を及ぼすか、わかりやすく書いてます。

で、今日の本題はこここからです

それでも筋トレが続かないのはなぜ?

筋トレが様々な効果があるのは分かったのに

「それでも続かないのはなぜか?」

が著書の中で述べられてます

事実として、筋トレを始めた3ヶ月後にはわずか37%、

半年後には14%

1年後には4%の人しか筋トレを継続できない、というデータがあります
(出典:Sperandei S 2016)

「健康でいたいと思いながら、筋トレは続かない」

これが現実です。

筋トレは続かないのが当たり前

著書の中で、

「人はダラダラするようにデザインされている」

と、ハーバード大教授のダニエル・リーバーマンさんの言葉がありました。

狩猟活動をしていた旧石器時代は、

・獲物を得るために1日平均15km移動
(現代人の2倍の活動量)
・けれど、食事はまともにとれない
・狩猟以外でも
・子孫を残す生殖活動
・肉食獣からの逃避活動
・などでエネルギーが必要

といった「常にエネルギーが不足している」という状況でした。

そのため、無駄なエネルギーを使わないために

「狩猟や生殖活動を優先し、
それ以外の時間は極力エネルギーを使用しない」

というように最適化、進化してきたそうです。

現代のように

活動量も少なく、食にも困らない状況でも

心と体は旧石器時代のまま。

だからこそ、

テレビをみながらお菓子を食べたり、お酒を飲んだり、
ハイカロリーのものを食べたくなるんです。

ダラダラしたくなるのは

人間の本能からすると「自然なこと」と言えます

意志に頼れば絶対に失敗する

「ダラダラしてはダメだ!」
「ダイエットのために今日から一念発起するぞ!」

と、強い意志を掲げても

「ダラダラしたい」
「生存のためには休息が必要」

と旧石器時代からインプットされた我々は、

「強い意志」が簡単に崩れてしまいます。


では、どうしたら筋トレが続くのか?

前述のハーバード大のダニエル教授によれば、

「意志に頼らずに環境(仕組み)を変えれば良い」

と提言してます

筋トレを続ける技術①「誘惑を減らせ」

筋トレを続けるには「環境」が大切と言いました。

例えば

「自宅で筋トレしよう」と決意しても、

・目の前にテレビと大きなソファ
・机にはお菓子の山
・数分おきのスマホの通知

この「環境」で筋トレができるかどうか?

絶対に無理ですね(笑)

なんとなくソファにすわり

なんとなくテレビをつけ

なんとなくお菓子を食べる。

気づけば

「筋トレは明日からでいいや」

となってしまう。

こんな経験は誰でもあると思います。


自宅で筋トレが続かない人が多いのは

「誘惑が多すぎる環境」

が大きな原因です。

パーソナルのお客様も

「自宅だとやる気がおきない」
「やりたいことが他に出てくる」

と言いますが、

「環境がいかに大切か」

をわかりやすく表してる一例だと思います

筋トレを続ける技術②「とりあえず動いてみる」

トレーナーをしている都合上、

体型や筋力維持のため毎日筋トレしてます。

けれども、

やりたいかどうか
いつもやる気で溢れているかどうか

と言えば、全くそんなことありません(笑)

やる気がある日の方が少ない気がします。

けれども筋トレは続いてる。

なぜか?

これは経験上気づいたのですが

・やる気があってもなくてもどちらでも良い
・とりあえず1セットでもいいからまずやってみる
・すると、徐々にやる気が出てくる

こんな日が多々あるんです。

「やる気があるから筋トレをする」
のではなく
「筋トレをするからやる気になる」
という状態です。

これらの状態を著書では

「ドーパミンをハックする方法」

と述べてます。

人間は「行動する」だけで

ドーパミンが出るそうです。

少しだけ掃除するつもりが
スイッチが入って隅々まで掃除してしまった

など、動き出すことでスイッチが入ります。

つまり大事なことは

「やる気」

よりも

「とりあえず動いてみる」

ということなんです

パーソナルトレーニングがやっぱり優れているワケ

最後に、著書とは関係のない僕個人の見解を(笑)

「筋トレを続けるには、パーソナルトレーニングが最適だ」

これが僕の見解です。

僕自身がパーソナルトレーナーなので

ポジショントークになってしまいますが(笑)、

それでも

「パーソナルトレーニングが筋トレの継続には最適だ」

と心から思います。

前項で述べた

「やる気よりも、まずは動いてみる」

についてですが、

それでも一人だとダラダラしてしまうのが人間です。

けれども、

・トレーナーと約束している
・お金を払っている

という強制力やプレッシャーがあれば、

みなさんジムに来てくれます。

そして

「今日は全然やる気ないんです」

と正直に話してくれます(笑)

「じゃあ軽めの運動だけにしましょうか」

と提案するものの、結局いつも通りのメニューをみなさんこなせる。
こういうケース、何千回と見てきました(笑)

動いているうちに、徐々にやる気出てくるんです。

でも、これが一人で運動するとしたら?

「とりあえずの軽めの運動」

すらしないと思います。

だからこそ

「人との約束」
「プレッシャー」

は、物事を継続するには必要なんです。

「仕事いきたくないなー」

と思っても、ほとんどの人は行くはずです。

安めばお給料もらえないし、
取引先や上司との面談・アポもあるからです。

「人との約束」「プレッシャー」

ですね。

「専門家にきちっと教えてもらえる」

というとことだけが、

パーソナルトレーニングの良さではありません。

「筋トレが継続できる」

これが本当の良さです。

専門家に教えてもらっても一回、二回じゃ変わりません。

けれども筋トレが一年二年と続いたら確実に体変わります。

「継続できる環境」

にお金を払うことは、最高の自己投資だと思ってます。


専門家の方はこちらの記事もぜひどうぞ!


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