パーソナルトレーナーの読書術
分野問わず一ヶ月に平均10冊は本を読みます。
学生時代は漫画以外、一切本を読んでこなかったので、今の状態に自分でも驚いています。
本を読むことのメリットは驚くほど多いので、僕が実践している読書術も交えながらご紹介していきます。
費用対効果が高すぎる
本のメリットはなんといっても「費用対効果が高すぎる」ということです。
約1000円で「各分野のプロのノウハウ、技術」が学べることがいかにすごいかということです。
著書も一冊の本に言いたいことをまとめなければならないため、
冒頭からわかりやすく書いてくれてます。
セミナーや講演会も学びの場ですが、現地へ足を運び、時間も拘束されるという「手間」が生じます。
読書は自分の好きな「タイミング」と好きな「場所」で学ぶことができます。
ある程度のレベルまでは人と会ったりセミナーに参加するよりも、ひたすら読書に「時間」と「お金」を投資しても良いと思います。
それだけでまず頭ひとつ抜けられます。
僕自身も起業してからビジネスのことが全く分かっていない素人だということを痛感し、
様々なビジネスセミナーに参加したり一流の経営者の皆さんともお会いさせていただきました。
そこからもたくさんの学びがあったのですが、駆け出しのころはそういうことを頻繁に行える「お金」も「時間」もないんですよね。
その現状を受け止めてからは学びは「読書一本」に切り替えました。
おそらく3年くらいはほとんど人とも会わず、なんとなくコンビニや食事代で使っていたお金もすべて本の購入のために回しました。
それだけで大袈裟でなく年収が三倍になりました。
ビジネスは「特別な能力」が必要なことと「知っていればできること」の2種類あると思いますが、
読書を重ねることで「知っていればできること」の情報をどんどん増やすことができます。
お金がない時でも学べる「最強にコスパの良い教材」と言えます。
読書術①「読みやすいものを買う」
次に僕が実践している読書術ですが、一つ目は「読みやすいものを買う」です。
背伸びしないで、自分が読めそうな「テーマ」や「ボリューム」のものを選ぶということです。
少し前に「サピエンス全史」を読みました。
とても興味深い内容が多くオススメの本ですが、このボリュームは最近によってようやく読める感じでした。
2,3年前なら開始3ページほどで脱落してたと思います。
「読み切る癖」がつくと本にのめりこみやすくなるので、最初は漫画版や文字数の少ない本から選ぶことをお勧めします。
漫画版は読みやすいので、今でも漫画版はよく購入していて、もう少し詳しく知りたい時はそのあとに本著を購入する、という流れにしています。
2020年一番の当たり本「エッセンシャル思考」も漫画版を購入してから本著を購入しました。
そのため僕は本屋に行って本を買うことが多いです、
中身をパラパラっとめくって、読めそうな本だけを購入しています。
読書術②「アウトプット前提のインプット」
次に実践しているのは「アウトプットする前提で、本を読み始める」ということです。
読んだ内容を、
・ブログに書く
・スタッフに伝える
・セミナーで話す
など「発信する=アウトプット」前提で読むと、記憶に残りやすくなります。
といっても、以前は「インプットだけ」で僕も終わっていました。
読書をして新しい情報や知識が頭に入ると「賢くなったような」気がするんですよね。
「リーディングハイ」と僕は勝手に名付けています(笑)。
けれどもその内容を人に伝えようとすると、うまく説明できない。
ここに「インプットだけの読書術」の落とし穴があります。
インプットがメインの読書をすると、本の内容を「全暗記」しようとします。
一語一句逃さないように記憶する。
すると、アウトプットするときにどこが重要なポイントで、どこから話して良いかわからない。
こういうケースに陥ってしまいます。
けれどもアウトプットを前提にすると、
・おおまかな全体の流れ(=アウトライン)を把握する
・重要なポイントを2つ3つ覚えておく
これだけで人に伝えるには十分なインプットになります。
そのため、興味のない項目や難しすぎる項目は読み飛ばすようにしてます。
大事なことは「全部を暗記すること」ではなく「人にわかりやすく伝える」ことです。
読書術③「期待しすぎない」
最後の読書術ですが「本に期待しすぎない」です。
「本は最強にコスパが良い」と言っておきながら矛盾するようですが、
「一つでも学びになる内容があればOK」
といつも考えてます。
読書が嫌いな人は「本に期待しすぎ」の人もいます。
最初から最後までタメになる内容が書かれている本はほとんどありませんし(もしあれば、そういう本は確実にベストセラーになります)、
外れ本もたくさんあります。
けれども一つでも今後の活動に役立つ内容が書かれていれば、本を読む前より一歩前進できたことになります。
そういう気構えで本を読むくらいでちょうど良いと思います。
だって1000円の商品ですよ、1000円に期待しすぎるのはセコいです(笑)
そして本を読み続けているうちに「外れ本」を選ぶ確率も減ってきます、
どの本も前半に言いたいことがほぼほぼ書かれているので、目次だけでも良いので前半の内容を確認して、そこで購入するかしないかを決めたら良いと思います。
そうしたら外れ本を購入する確率は減ります。
番外編「電子か紙か」
最後に読書術とは関係ないですが、よく議論される「電子書籍か紙媒体か」というテーマですが、僕は両方使ってます。
実際は紙の本の方が好きです、めくる作業が単純に好きなのと、紙の方が記憶に残りやすい感じがするので。
けれども物が増えるデメリットがあるので、飛行機や電車の移動ではkindleを使っています。
kindleは「ハイライト機能」が便利です。けれども頭に残る感じはあまりしないので、やっぱり紙が好きですね。
あとはスマホで見ているので、電話やLINEの通知が入ると気が散ってしまい、読書だけに集中しにくい点もあります。
そのため一時期読書だけに集中できるように「kindleペーパーホワイト」も購入しました。
便利は便利なんですが、ページをめくるときのもさっとした感じ(若干の時間差)が生じるのが嫌で、これもすぐにメルカリで売ってしまいました。
iPhoneのkindleの方が画面の切り替えは早いです。
それぞれメリットデメリットがあるので、ご自身の生活スタイルや嗜好に合わせて選択されたら良いのかなと思います。
まとめ
今は無料で学べる教材がたくさんあります。
YouTubeでも「この情報無料で良いの?」という内容のものがたくさんあります。
けれども「お金を払って学ぶ」と学ぶ姿勢がやっぱり違います。
無料で音楽を聞ける今の時代は最高ですが、3000円払ってアルバムを買った時と比べると、聞く姿勢が全然違います。
自分で購入したアルバムは、すりきれるほど聞き倒していましたし、記憶の定着具合も全く違いました。
だからこそ本気で学びたい分野は、アナログ式ですが自分で選んで自分のお金で買う姿勢を大切にしていきたいと思っています。
本を購入した帰り道はなんともいえないワクワク感があります、これは無料コンテンツでは味わえない感情です。
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