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震災が奪った沢山のコト。震災で出逢ったダイヤの欠片たち。

たぶん人生のスゴく濃い部分は震災で失って、今はその残りカスを何となく摘まんでいます。
もう戻らないものばかりだけど、それをそれと受け止められない自分がいます。

懐かしい顔に会いに行ったときの第一声が
「みんな死にました」
でした。凄く悲しいはずなのに、
少し心が軽くなっていました。
沢山のひとが死んで、
沢山の関係が絶えて、
沢山のひとに裏切られ、

それで、ホンの少しの出逢いがありました。

自分はそれを大切にしたいと思います。

福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》