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震災クロニクル(東日本大震災時事日記)

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2011/3/11 個人的な体験と真実。メディアには語られないであろう真実と人間の醜悪さを赤裸々に書いていきます。 今だからこそ言える。全てを失ったあの日から幾多の困難を乗り越え… もっと読む
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#避難

震災クロニクル4/16~20(42)

震災から1カ月が経過した。僕らの生活は震災前とが激変した。外に洗濯物を干す人は誰もいない…

震災クロニクル4/6~4/10(40)

 灯油販売の日は前もってネットに公開された。生涯学習センターに行くと、やはり長蛇の列がで…

震災クロニクル4/1~5(39)

避難から帰ってきて数日が過ぎた。夜はとても静か。コンビニも24時間営業はしていない。そも…

震災クロニクル3/17~18(30)

「いつまでもこんなことやってられないよ」 「パチだろうがスロだろうが、いつも同じように勝…

震災クロニクル3/16(27)

年季の入った建物。 日本一の歓楽街の片隅にいかにも社会のひずみのような雰囲気を漂わせる建…

震災クロニクル3/16(24)

朝6時。 僕らは目覚めた。自分は戦う目をしていた。 「さっさと行こう」 同僚をせかした。…

震災クロニクル3/15(23)

日も暮れ、夜になる。まずい。行き先が決まらない。向かう先が定まらないのだ。自分と同僚の意見が合わない。いや、合わないというよりお互いに意見がないのだ。何でこうなってしまったのか嘆いてみても、それは詮方ないこと。 福島駅の近くの駐車場に車を停め、とりあえず一晩宿泊できるところを探した。運よく近くのビジネスホテルは営業している2人が向かうと、受付で誓約書なるものにサインを求められた。 端的にいえば、水は出ないトイレは使えないしシャワーも出ない。大きい余震がきても責任はホテルで

震災クロニクル3/15(22)

「市内の避難所はもう満員ですね」 冷淡な声が自分たちを襲った。 「ではどうすれば……」 …