学校と書店による恐ろしい書籍販売方法
先日、ぼくの小学校一年生の甥っ子がとある紙をぼくに見せてきた。
最初はどこかでもらってきた本の広告かと思い目をやると
『この時代に!?』
と思わざるを得ないモノだった。
その紙をよく見ると“本のタイトル”と“価格”、それとチェックできる欄があった。
更によく見ると、その紙は封筒になっていた。
これで理解ができた。
これは学校とズブズブであろう書店が、生徒に本を買ってもらう為に配ったモノだった。
2020年12月である現在に未だに学校と書店はこの様なやり方を取っているのに驚いたと共に恐怖を感じた。
ぼくが小学生だった1990年代にもあった気がするが、あの時代はECもE-bookも存在しているかしていないかなので、この方法が成り立っていた可能性はある(ちなみにぼくはこれで書籍を購入した記憶はない)
しかし、現在では小さな書店は生き残れないくらいECとE-bookは成長した。
それにも関わらず、学校と言う場所でこれからの厳しい時代を生き抜く生徒たちに前時代的方法での書籍の売り方をしているメリットは一切ない。
書店が生き残るために学校にお願い(お礼)して、やらせていることは本当に害だ。
書店が生き残る為だけに「学校という場所を使い生徒を利用している」のだ。
腐った大人の都合に生徒利用をしている。
それとまだこの書籍の売り方が残っているのは、一定数需要があるからだろう。
ここも非常に恐ろしい。
2020年の今でもある程度の生徒はこれで書籍を購入しているのだ。
この方法で買っている層は情弱で思考停止しているのだろうとしか思えない。
ここで書籍を買うには
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配られた広告兼申し込み封筒の中からかなり限られた書籍を選ぶ
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書籍代をお釣りが出ないよう現金で、その申し込み封筒に入れる
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のり等で封を閉じる
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締切日までに生徒が先生に渡す
↓
先生は書店スタッフに集めた封筒を渡す
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書籍スタッフはひとつひとつ注文された書籍と入っている現金をチェックする
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本が学校に納品される
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生徒の手に渡る
↓
書籍を学校から家に生徒が持ち帰る
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現金がなくなる(盗まれる)リスク箇所が多いし、無駄に時間と労力がかかっている。
多分ここにあげた以上に大変だと思われる。
しかし、例えばAmazonで書籍を購入しようとすると
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Amazon内にある無数の書籍から選ぶ
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選んだらワンクリック又は数クリックで購入
↓
注文を受けた倉庫で梱包され即出荷
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翌日には自宅に届けられる
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購入履歴がわかるし、ポイントも付く。書籍(商品)に問題があれば交換も簡単にできる。
いま書いたのは「紙の書籍」の話しだ。
これがE-bookなら
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Amazon内にある無数の書籍から選ぶ
↓
選んだらワンクリック又は数クリックで購入
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ダウンロード
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で直ぐに読みたい書籍を読める。
しかもネットとE-bookを開けるデバイスがあれば世界中どこに居てもだ。
学校ではいったい何を教えていて、教えたいのか謎だ。
甥っ子が通っている小学校の市では、2021年1月全小中学生に1人1台iPadを配ることになっている。
この様な自分たちのメリットしか考えず、前時代的なことを続けている所に何を持っていっても無駄になると思うのはぼくだけだろうか?
釣竿を渡されただけでは魚は釣れないのである。
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