ギャンブルが沼たる由縁
ギャンブルという響きがネガティブだった
みなさんはギャンブルにはどのようなイメージを持たれていますか?
競馬や競艇、バチンコなど公営競技などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実は私たちは意図していないところからギャンブルに触れているものなのです。
大阪府では、現在「IR構想」が進められています。
府として、「ギャンブル等とは」というわかりやすい資料もありました。
これによると、「結果が偶然により左右されるゲーム等に対して、金銭を賭ける行為」と定義されていました。
金銭を賭けると賭博になりますが、遊びだけのじゃんけんやトランプ、麻雀などは遊戯として身近に遊んでいるものだなと改めて思いました。
入口は広い
最近では「ウマ娘」などの影響もあり、競馬が人気を博しています。
私もゲームセンターでやったり、テレビでGⅠの放送を観たりはしますが、実際に賭けたのは1度だけです。
ギャンブルについては、20歳以上であればお金を払って予想をして、当たれば配当をもらえるという簡単なものです。
競馬然り、パチンコ、宝くじなどギャンブルと認識せずに「夢を買う」というなんともメルヘンチックにお金を投資している方も多いのではないでしょうか。
「なんとなく誘われてちょっとだけやってみよう」
という欲がない方ほど当たります。ちょっと負けてちょっと勝って、
「お、これはもう少しやれば儲けがでるぞ?」
これを「ビギナーズラック」と言います。
ではそのまま続けた場合どうなるか。
多くの確率でその後負けます。
なぜか。
「勝てそう」という欲が出てきたからです。
少し勝ってくると嬉しいんですよね。
負けてた分を取り返した時には有頂天です。
問題はそのあと。
「この前当たったから、今度もいけるかも…」
「この売り場から〇億円当選でました!」
そうして
「買わないと当たらない」
という理論にたどり着きます。
私も宝くじには夢を見せてもらいました。
大学時代に寄付した額はそれなりだったような気がします。
しかし、とある時に宝くじがギャンブルの中で一番当選確率が低いという噂を聞き、現実に帰ってきました。
出口はなく、這い上がるしかない
ギャンブルについて、真剣な方ももちろんいます。
しかし、依存症と呼ばれる方もいます。
私も先程のような噂話たるものを知らなければそのまま続けていた可能性は大いにあります。
ギャンブルの入口はとても広いですが、そこには深い沼があると私は感じています。
抜け出す出口は恐らくありません。
どこかから、引っ張り出してもらうきっかけがないと卒業は難しいでしょう。。そんな大阪で万博とIR構想が進められている現代、果たして誰にとってのIRなのか。
「買わないと当たらない」ですが、「買わなければ損をしません」
あなたはどちらに賭けますか?
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