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イチゴに針入れてた犯人が捕まったね。

ちょっと前にオーストラリアでイチゴとかに針入れてた犯人が逮捕されましたね。BBCの「Australia strawberry scare: Accused saboteur 'motivated by spite'(オーストラリアのイチゴの恐怖:捕まった犯人の動機は悪意から)」を読みました。

だいたい何か大きな事件が起こると、起こったときやその最中は日本にも一気に情報がなだれ込んできて報道が過熱するけど、しばらくすると静かになって日本では犯人捕まったのかどうかなんてみんな気にしてない感じですよね。

オーストラリアでは「犯人逮捕!」みたいは見出しで大きく報じられたのかはよく知らないけど犯人は50歳の女性です。写真を見る限りは男性にしか見えないけど女性です。

事件の概要はざっとこんな感じでした。

9月に縫い針の混入したイチゴを男性が食べてしまい腹痛を起こし病院に運ばれました。この事件以降、オーストラリアの全州で次々と同一事件が起こり、人々は不安と怒りに包まれます。

いくつかの州は犯人の情報に懸賞金を設け、被害にあったイチゴ農家に補助金を出し、国は食品への異物混入に対する法定刑を最大で禁錮10年から15年に引き上げました。スコット・モリソン首相は怒ってました。「許せん! いますぐ罪を1.5倍にしてやるぞ!」みたいな感じで。

フルーツは小さくカットして食べてね、のようなアナウンスもされていましたが普通、誰も買わないよね、そんな危険なフルーツ。イチゴ農家は大打撃です。

はじめに針混入が発覚した時に、犯人は「元従業員じゃないか、恨みを持ってるんだ」といったことが言われていて、結果的には元従業員じゃなくて従業員だったのかな、自分が働いていた農場に恨みがあって犯行に及んだようで、まぁそれなりに当初の推測は当たりだった感じですね。

愉快犯とか模倣犯とかいろんななんとか犯がこういうときは次々現れるだろうから、警察はてんてこ舞いだったと思いますが、犯人が捕まって事件が収束してよかったです。

最後に英語の話をちょこっと。

"She has embarked on a course over several months of putting a metal object into fruit."

この表現、ちょっとおもしろいですね。embark on a courseで「一連の行動を起こす、〜に乗り出す」といった意味が辞書には載っています。embarkって、なんか意気揚々と旅に出るような印象なんだけど、こういう熟語になるとそういう雰囲気ではなくなるのかな。

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#エッセイ #英語 #世界 #オーストラリア #イチゴ #縫い針 #犯人

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