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小娘の背中を押した書籍3選

世界一周準備シリーズ、パート3!
今回は小娘が世界一周の旅を決行するにあたり、背中を押してくれた書籍3選を紹介したい。きっと読者に、何か一歩を踏み出す勇気を与えてくれたり、世界に飛び立とうと思えるような内容だ✨

「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

以前、ジョブズと「後世とか来世って信じる?」っていう話をした。私は輪廻転生とか信じちゃうタイプなので、来世は猫になって、人間にスリスリして愛でてもらったり、好きな時に好きなところにプラプラ歩いて、色んな街をみたい。みたいな話をしていた。
彼は理系で証明されたものしか信じないタイプなので、生まれる前のことを何も覚えてないのと同じで、現世の記憶も全部なくなって『無』の状態になると信じていると言った。

ジョブズの論理である、死ぬと家族や友達、ジョブズと作った思い出や経験が全て『無』になるのかと考えた時に、急にものすごい悲壮感と恐怖感に襲われて涙が止まらなくなった。

死ぬと幸せな気持ちも忘れてしまうんかなと。

そこで手に取った本がこれだ。

中でも「第8講 死に直面しながら生きる」は、小娘の背中を押す話だった。「『人生の質』の測り方」は、人生の長さ×質の点数=境遇の良さとなり、境遇の良さが高い人生を、人間は求める。いつ死ぬかわからない人生、たった一度きりの人生、定年してから楽しめばいいやではなく、明日死んだ時に後悔しないように、今を生きなければ!と目を覚まさせてくれた本だった。

深夜特急シリーズ

深夜特急シリーズ

深夜特急シリーズは、バックパッカーのバイブルと言ってもいい程、旅人は一度は読んだことがある本。沢木耕太郎さんが旅に出かけた時と現在では、変わっている部分はあるかも知れない。でも旅に出るワクワク感と、新しいもの見たさの好奇心は、どの時代も変わらない。

いくつか心に残っているシーンはある。旅スタート地点のタイになかなか辿り着かず、マカオでギャンブルにハマるシーン。ある安宿で、同部屋の旅人の死んだような顔を見て、このままダラダラと旅を続けられないと悟るシーン。そして一番好きなシーンが、沢木さんの旅の締め括りだ。どうやってこの旅を締め括るのかと、楽しみにしていたが、沢木さんの綴る文章から情景が浮かび上がり、美しい風景と穏やかな人々の姿が見えたかのような気分になった。そして最後の最後に、沢木さんが綴ったポルトガルでのカフェでの気付きに、心がほんわかするような、温かい気持ちになったのだ。

旅する力-深夜特急ノート-

深夜特急は言わずもがなで素晴らしいのだが、小娘が最も感銘を受けた本は、この旅する力。
これは沢木さんの原点を見ることができるような本となっている。旅に出る前の、少年時代の沢木さんの話や、旅にどうやって向き合うべきかなど、また深夜特急とは違ったエッセイとなっている。そして、深夜特急ドラマ版で沢木さん役を演じた、大沢たかおさんとの対談も書かれているのは、本当に魅力的。

中でも『第五章 旅の記憶』は、小娘に旅立つ勇気を与えてくれた。何歳になっても旅はできるが、その年齢にあった旅がある。経験と未経験の程よい割合が、旅を面白くさせる。沢木さんが考える『旅の適齢期』になるべく近い年齢のうちに旅に出たい。そんな思いが小娘を後押しした。そして何も考えずに決めた、小娘のアカウント名『たびのきおく』だが、もしかしたら、この本のこの章を忘れないようにと、無意識に選択していたのかもしれない。

アルケミスト 夢を旅した少年

アルケミストとの出逢いは、勤務先の生徒のお父様からのおすすめ。そのお父様の娘さん(長女)が、ちょうど私と同い年で、娘のように可愛がってくれた。「先生は世界に出た方がいいよ。この本を絶対読みなさい。」彼の真っ直ぐで、強い目力に圧倒され、これは絶対に逃してはいけない!と、その後そのまま本屋に行き、購入した。

羊飼いの少年サンチャゴの旅を綴った物語だが、彼の成長や、人との出逢いから学ぶ彼の哲学が、胸にグサグサ刺さる。「自分はサンチャゴのように、自分に正直に生きていないな。一度きりの人生、無駄にしたくないな。」そんな思いが、本を読み進めていくにつれて、強くなっていった。

以上3選(4選?)が、小娘の背中を押した本だ。
是非機会があれば読んでみてください。


写真はダブリン🇮🇪のTrinity Collegeを訪れた時の写真📷

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