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ないものねだり|大学生日記12

以前、私の部屋にはものが多いということを書いたことがあります。

ものが増える原因は、欲しいから買ったものが多いこと。

今は節約を心がけていますが、それでも物欲があります。

というより、そもそも私は物欲の化身なのです。あれが欲しい、これが欲しい。ないものばかり欲しがります。

今まで多くのものを欲しがり、買ってきましたが、依然として手元にないものを欲しがります。

最近この性格について考えたのですが、一つ面白い気づきがありました。

都会に住んでみたい、働いてみたい。これも「ないものねだり」なのでは、と思いました。

これまで欲しがって、実際に手に入れたもの

たくさんあります。それはもうたくさん。

  • 一人暮らし

  • ロードバイク

  • 大きいテレビ

  • 新しいiPhone

  • Apple Watch

  • iPad

  • iPad Pro

  • MacBook Air

  • サイクルジャージ

などなど。他にもたくさんあります。

特に Apple製品に関しては、一通り満足いくまで揃えました。一番ないものねだりをしたものかもしれません。Windowsで満足できずに、Macを欲しがりました。

あとは自転車関連ですね。カスタムが止まりませんでした。最初はバーテープなど小物関連で良かったのですが、ホイールに手を出しました。かなりいい仕上がりになっているのですが、まだまだ高級な自転車は多くあり、憧れが止まりません。そして欲しいという感情も。

かなり欲しいものは揃えた気がします。バイトの給料の範疇で、自由に買い物をしましたね。

ただ、これだけ揃えても、「欲しい」が止まりません。例えば、すでに持っているものの上位モデルとか、欲しいと思ってしまいます。

もの以外に、「ないものねだり」

正直物欲に関しては、多くの人が持っているでしょう。実際友人にも買い物が人生みたいな人もいたので、自分が特別物欲が強すぎるとは思っていません。

先日用があり、仙台に行っていました。

仙台とは、東北のど田舎で育った私にとっては都会です。

幼い頃から、漠然と仙台に住んでみたいと思っていました。私の周囲の人は皆そう言います。東北の中で就職するんだったら、仙台だよね、と。

今は少し考えが変わっているのですが、歩いている中でふと思いました。

「住んだことのない場所(都会)に住みたいという感情は、「ないものねだり」の延長なんじゃないか。」

例えばの話です。都会、という点に焦点を当てて考えると、もし仙台に生まれていたら東京や横浜などの都市部に住みたいと思ったでしょうか。

もちろん仙台と東京が同じだとは言いません。あくまでも「都会」という括りの中での話です。

都会暮らしを経験していたら、別の都会に移って暮らしたいと考えるのでしょうか。

住んだことがないからわかりませんね。

一市町村から県庁所在地に移ったら、仙台に住みたくなるのでしょうか。仙台に住んだら、東京に住みたくなるのでしょうか。

キリがないように感じます。

満足しているか

欲しがっていたものも、いざ手に入ると満足し、また新しいものが欲しくなる。せっかく手に入ったのに、満足しなくなる。

この繰り返しだと思います。

暮らしをより幸せにしたいという意識の表れですが、それと同時に今の暮らしに満足していないということでもあります。

今の私、どうなんでしょうか。

少し物足りなさはあっても、不幸せではないと思います。

上を見ると、キリがないです。ないものばかりをねだっても、手に入るかどうかわかりません。そのようなものに目を向けてばかりいては、もったいないと思いませんか。

今あるもので幸せを作ることもできると思います。

もちろん、目標や欲しいものに向かって努力することは素晴らしいことです。ただ、自分の周りには見えてないだけで多くの幸せがあるんだよってことを、言いたかったのです。

実際に身の回りのもので幸せになった経験が、私にはあります。

そう、自転車です!

とりあえずペダルを回す

私は自転車に乗り始める前、車が欲しくて欲しくてしょうがなかったです。

どこか遠くに行きたいのに、その手段がないと嘆いていました。

しかしある日ママチャリにまたがり、60km先に出かけていました。その時あったもので、遠くに行くという目標を成し遂げたのです。

そこから自転車の趣味に目覚め、色々なところに行くようになります。車がないからと諦めてた場所も、自転車で行くようになりました。とりあえずペダル回してりゃ着くじゃん、と考えるようになり、気づけば車よりも自転車にのめり込むように。


最長のサイクリング。

こんな距離、自転車で行けるとは思ってもいませんでした。でも、ペダルを回してたらいつかは着くんですよね。

車がないから行けない、と思っていた「ないものねだり」は、自転車に乗ることでいつの間にか消えていたんです。

初めて手元にあるママチャリでどこか遠くに行くという欲求を叶えた時、とても幸せでした。


初めて2,000m以上登った日

今や自転車があれば、どこにでも行けると感じています。

最後に

なんかまとまりのない文章になってしまいました笑。

あるもので妥協する、ということでは決してありません。むしろ目標に向かって努力することは素晴らしいことです。

ただ、自分は少し「ないものねだり」をしすぎる傾向があります。物にしろ、生活にしろ、幸せにしろ。

今一度足元に転がってる幸せを、一つ一つ確認してみようと思いました。

そんな気分の夜でした。


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