やっぱり出来ないのかな？

他人を変えるくらいなら、
自分を変えよう。
それが1番手っ取り早い。

とはいえ、
まだまだ、未熟な私は、
部下がミスを続けると、
何で出来ないのかな？？？
と思ってしまう。

かなりの役職まで上がってきた幹部がいる。
重要なセクションを任せている。

この人の特徴は対処療法だ。
つまり、事が起きた時に対応する。
逆を言えば先手が打てない。

最終的に解決まで持ってこれているから、
お咎めとはいかない。

彼がよく言われているのが、
何でほっておいた？
と質問されることが多い。

部下からは、
相談したけど結局返事がなかった。
という話がちょくちょく上がる。

先天的に自分の意志がない。
結論から言うとそういうことだ。
本人は自分で考えて動いているようだが、
事が起きるまで気が付かないのか、
動かない（動けない）のだ。

とても人柄がよく、
声を荒げて怒ったりしないから、
嫌われたりすることはない。
だから、問題解決役には良いと思ったのだ。
しかし、
頼り甲斐がないから、
結局、私のところまで問題が来てしまうのだ。

さて、
幹部にまで引き上げたのは私である。
今更、何かペナルティというのもおかしい。

ならば、
私が変わるしか無い。

彼の個性が生きる組織に徐々に変更していき、
会社の重要な判断をしなくてもよい、
そういうポジションを作っていくしかない。

そうすれば、
過度？に期待しなくなり、
判断も別の人がするようになるので、
彼の人柄を活かした良いステージに、
行けるかもしれない。